日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

練習嫌い。

2017-10-03 19:34:00 | 発達応援
 近ごろ、ご飯を食べるとどわっと汗が出てきます。
これは、代謝が良くていいことなのか、
年齢的に自律神経系が変調をきたしているからなのか。

 どっちだろうなぁ、と思いながら、
カッ!と熱くなる背中を感じながら、がつがつとご飯を食べています。

 ご飯はおいしいし、代謝がいいに、違いない。
そう思うことにしよう!

 先日のお出かけ教室に来たお子さんと色々なワークをする中で、
ひとりのお子さんが「練習的なことをするのがキライなんだぁ〜」と言っていました。

 そのお子さんは、モノを引っぱったり、押したりするのも力が入らず、
引っぱってもモノがすぐに手から離れてしまう、押してもちょっとした力で押し返されてしまう、
そんな身体の使い方をしていました。

 身体の使い方だけではなくて、学校や生活、
色々な場面で「練習すればできる!」と言われて、これまでやってきたのかな。

 でも、うまくいかないことばかりで、嫌になっちゃったのかな?
そんなことを思いながらも、引っぱる力や押す力が少しでも発揮できるように、
「練習してみよう!」と遊びながらワークを進めて行きました。

 30分くらい遊びのワークをやって、再び引っぱったり、押したりする遊びをすると、
本人もびっくりするくらい、ぎゅっと、力が入るようになっていました。

 すると、
「そうか、今まで、手だけで引っぱったり、
力が弱いと思ってたから、頭でも押したりしてたけど、違うんだね。」と
本人が自分で自分を分析していました。

 そして、
「練習て、できるためにしたほうがいいってことかぁ〜」と、
にっこりしていました。

 「練習しなさい、練習しよう!」という教える側は、少しでも上達するようにと思ってやっていることも、
子どものほうで、練習によって上達したところが自分でフィードバックできなかったり、
自分の思う到達点と違う結果だったりすると、練習の意味や意義が汲み取れないのかもしれませんね。

 さっきより、引っぱる力が強くなった!
押し返す力が強くなった!というのは身体の実感としても、
子ども自身で捉えやすいのかもしれないですね。

 これをきっかけに、お子さんが少し、「色々なことを練習してみようかな」と思えたら、
うれしいことだなぁ、と思うことでした。
 

 

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