日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

フォイヤーシュタインIE-Ⅱの教材

2015-12-27 06:00:00 | フォイヤーシュタイン
 今日は今年最後の移動。
療術の免許更新のために大阪へ行ってきます。

 免許更新のため、というより、
技術の確認や新しい考え方を吸収するための学びです。
更新のための学びにならないようにしなくてはですね。

 さて、連続で書いています、フォイヤーシュタインの教材紹介です。
今回はIE-Ⅱです。

  分類
 時間的関係
 家族関係
 指示
 イラスト


 分類
文字通り、分けることを学びます。
分けるためには、分けるモノの違いや共通点を考えるので思考力も養えます。
また、違いや共通点を見いだすために観察もすれば、
正しい知識も必要なので調べる楽しさ、知識の広がりも体験できる教材です。

 時間関係
現実の時間の流れも把握しますが、
人に話をするときの順序についても意識できます。
また、自分にも自分以外にも時間はある、という
生活面での時間についても発想を広げることができます。

 家族関係
身近な家族という存在から、水平、垂直、時間関係など、
教材の切取り方で、色々な学び方ができる教材です。
また、自分の家族に置き換えて考えることで、
自分と家族の関係についても考えたりすることができます。

 指示
相手に自分の思いを伝えるには、どんな言葉を発すればよいか、
自分は誰かの発した問いに、きちんと答えられているか、そんなことが学べます。
また、言い方によっては、とても曖昧なやり方でもOKの場合がある、
そんなことも学ぶことができます。

 イラスト
イラストを見ながら、人にはそれぞれ色々な見方がある、ということを知ることができます。
そして、相手がなぜそこを見たのか思いを馳せたり、
自分が見ている物を説明することで、言葉にする力を身につけます。

 ここでの教材を単品でやってもよいのですが、
分類とイラストをくっつけてやってみたり、
空間定位と家族関係をくっつけて「どの視点でみているか」ということを学んだり、
色々な使い方ができる教材です。

 フォイヤーシュタインでは「教える」とは言わず「媒介」という言葉を使います。
教材を通して、子どもに何を媒介するか。
毎回、毎回、媒介の力が試されるIEの教材です。



 
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