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昨日まで春だな、と思っていたのに今日はみぞれ混じりの雨が降り、雪も積もると天気予報では言っています。
咲き始めようとした花々もびっくりでしょうね。
講座を聞きながら、赤ちゃんが産まれてきてから何気なく使っているであろう性能の良い紙おむつは罪作りな面があるのだなぁということです。
赤ちゃんは、「排泄」をする力を持って生まれてきます。
ところが、赤ちゃんはまだ自力で立てないし「トイレ連れてって」と言葉では伝えません。
そこで性能の良い紙おむつの登場です。
紙おむつを赤ちゃんにすることで、赤ちゃんがおしっこやうんちをしたいと言葉で伝えてくれなくても、その紙おむつにしてもらい、気がついたときに交換する、ということになります。
そういう日々を送る中で、赤ちゃんは紙おむつの中でおしっこやうんちをすることを学習していきます。
そして、その感覚が当たり前になっていくようです。
そうすると、おしっこやうんちは自分のお股が塞がっている(ここでは紙おむつ)ときにするものだと体の感覚が覚えていきます。
その状態で過ごすこと1年半〜2年、それ以上でしょうか。
突如として、「おしっこ、うんちはトイレでするのよ」と言われるようになります。
それまで、紙おむつにすることになっていたのに…。
そういう大人の事情が子どもたちの持つ排泄の力を削いでいるところが多々あるのだなぁと思いました。
そして今の世の中は本当に赤ちゃんの頃から自分の感覚を自然に育てていくことが難しいのだということを今更ながら思い知りました。
大人の事情、世の中の事情で紙おむつに排泄をすることをしてもらっていたのだから、おむつをせずに排泄ができるように子どもの育ちを見守り、応援するのは大人の当然の役目だなぁと思うことでした。
布パンツに心地よさよりも強い不安を感じるお子さんを思い浮かべて、あれこれ考えています。