久しぶりの雨模様。
車買う前は、桜のリュック型キャリーバックの上から着る4Lサイズのカッパ着て動物病院通院してましたが、それがいらないのが何よりです。
さて、22日は大阪から移住された「からだメンタルラボ」の津田さん主催の廣木道心さんの支援介助法講座に参加してきました。
廣木さんの支援介助法の講座にはリアル講座、オンライン講座含めて4回ほど参加したことがありました。
そして、今年から(といってもまだ数回なのですが)護道連盟鹿児島稽古会にも参加し、護道の実践もこれまでより身近に感じるようになってきました。
個人的には一日一回は護道の型を実践し、壁断ちを数回するということを四月から継続してきました。
そのおかげか、これまでただただバタバタと体の動きを真似るだけだった護道の型も
気持ちに余裕を持って行えるようになってきた、そんなことを思っていました。
講座は前半座学で支援介助法の成り立ちなどお話しされました。
支援介助法は障害のある方々が不意に手を出すような行為や自分の感情を爆発させそれが暴力となって表面に出たとき、相手も自分も怪我することなく対応することができるスキルです。
そんな中、私が印象的だったのは、支援介助法は不穏な動きを表出せざる得ない方々とのコミュニケーションスキルとしての一面があるということでした。
お互いがケガをしないようおさめるためには、まずは相手はどう出るか、それに対して自分はどう出るのか、相手との間合いを感じたりすることが大切ではないでしょうか。
それは、相手を極力感じようとする身体を通したコミュニケーションです。
そして、お互いに怪我するような場を作らないことも何より大切で、ああ、今日は気が立っているなぁ、浮かれすぎているなぁ、突拍子もないことが起きないといいなぁとその場にいる人たちを自分の肌感覚で感じ取っていくことも大事なコミュニケーションの一つだと思います。
そういう言語によらないコミュニケーションで場の空気を自分の身体感覚を総動員して読み取り、自身の身体を整えて場をも整えていき、平穏な場に変化させる。
支援介助法を通したコミュニケーションとはそういうもののように私は感じました。
その自分が整っていく中で、場の空気が変化し、その場にいる人も落ち着いていくのは、自他護身を目指した護道が基となった支援介助法ならではで、他の武道を用いた介助法と一線を画すなぁと個人的には感じることでした。
後半は、護道の型から始まっての実技指導でした。
この型から始まった実技指導では、ここ一ヶ月の私のやっていた護道の型が、この型が目的とするところを知らない、真似ごとの型になっていたことを痛感しました。
実践の中の動きも、体重移動、重心移動、縦の軸、横の軸と自分の体と丁寧に向き合うもので、意識の向け方と体の動きのリンクに驚くことが多くありました。
翌日、仕事中、体重移動でモップ掛けと重心移動でモップ掛けと試してみました。
これまで力に任せた仕事していたなぁ、とニヤニヤしながら重心移動させラクなモップ掛けをすることでした。
支援介助法が広まることで、パニックが起きない現場が増えるように思います。
筋トレやスポーツ競技、運動など健康や鍛錬法はたくさんありますが、自分の身体の感覚と向き合う身体を整え強くするものも広がって欲しいなぁとも思うことでした。