今日は営業再開した猫カフェ、「そらのしっぽ」さんに行ってきました。

ミルクボランティアでお世話した大和くんも大きくなってかわいさ倍増以上になってました。

さて。
算数は子どもにとっても、また、それを教える親御さんにとっても「できたら嬉しい」教科の筆頭のように思います。
その算数の手前の子どもが獲得している算数につながる様々な要素。その代表的なものが「数(かず)」でしょう。
大人はもう、とっくに数という概念を便利な道具として使いこなしているので、その存在に疑問を持たないかもしれません。
でも、この「数」は子どもにとってはなかなか厄介なものです。
その混乱の要因は、数というものがモノの特徴(大きさ、形、色など)に関わらず、1個は1個と認識できること、また、数そのものは、世の中の具体的な実在する何かを表しているわけではない、抽象的な性質を持った概念であることが原因のようです。
では、そういう小難しい概念を子ども(幼児)がどうやって獲得していくかというと、目で見たり、耳で聞いたり、手で触ったりと自分の感覚を経由した外的な行為から思考し、得ていくそうです。
これを子どもの認知機能について研究したピアジェの言葉を借りると「感覚運動的な認識」といいます。
そして、逆に考えると幼児が目で見ず、耳で聞かず、手で触らず、自分の感覚を使わない状態では、思考ができない状態と言えるそうです。
そういうことを踏まえると、幼い頃に感覚過敏があって、自分の感覚を通しての思考ができなかったお子さんは、幼児期に獲得していく算数に繋がる様々な数の土台を取りこぼしている可能性があるのではないでしょうか。
自分の感覚を自在に使えるようになることは、生活の質の向上と共に、学びの幅も広げるのではないかなぁと思うことです。
学習と身体の育ちも切っても切れないものですね。