とても気持ちがいい天候が続いています。

南で気持ちがいい天候って、湿度低く(当地比)天気がいい感じです。
今日は、Zoomでのプレ講演会がありました。

私の後ろで梅ちゃんも目を光らせていたようです。
はじめに浅見さんのお話がありました。
言われた言葉で印象的だったのが「支援者が逃げ出す事態を想定していましたか?」という問いかけです。
これまで、「親御さんの負担が少しでも軽くなるように」とか「お母さんも息抜きが必要ですよ!」との掛け声の元、毎日のようにどこかにお子さんを預けていたご家庭もあったと思います。今回、最も親御さんや母親は息抜きも何もできない状況だったと思うのですが、そんな状況下で「親御さんの負担軽減、息抜きは不要不急のことです!」と積極的にお子さんと関わろうとした支援者はどのくらい存在したのでしょうか。
私がテレビやネットで見たのは支援者の方々の預かることのリスクの発信と預からないことでの事業継続を危ぶむ、普段利用しているお子さん不在の姿でした。
それは、支援者にもお子さんがいて、家族がおり、自分に何かあったら家族はどうなるんだ、という人として当たり前な不安をさらけ出した姿でもありました。
結局のところ、自分の身は自分で守る術が必要だし、そんな知恵を出せる家族であらねば新型コロナに限らず、人生において、もっと大きくいうと世の中で起こる思いもしない変化に翻弄されてしまうことが、今回浮き彫りになりました。
支援者や専門家はこれまで、発達障害は外部の支援が必要だと、これまで散々、啓発してきたと思います。息抜きという何気ない日常の一コマであっても自分や家族の暮らしの舵取りを他人に任せていると、とても不安定な暮らし方を強いられることになります。
支援が全くなかった時代から、支援がビジネスとなっていった昨今を再考する転換期が今なのだなぁと話を聞きながら思うことでした。
新型コロナの騒動の中、発達障害のお子さん、成人の方もそうですが、やっぱり治っていた方が良かったよね、というお話。
確かに、治る、治らない、というか治りたい、治りたくないは、とても個人的な問題で他者がどうこういうことではないかもしれません。
先の見えない新型コロナの影響が大きい今の社会で、私は、自分が関わっているお子さん方は色々なことが治っていた方が生きやすいし、日々暮らしていきやすいと思うので治って欲しいなぁと思います。
例えば、外出ができない、先の見通しが立たない、こういうことにお子さんがイライラせずに淡々と日常生活を送ってくれるだけでも、親御さんも精神的に助かるのではないでしょうか。
また、マスクをすることや手洗いなども嫌がらずにやってくれた方が、感染しないという点からも喜ばしいことです。
本来はそれらに繋がる面を療育で育まれていて、今回のような非常事態で発揮できた!さすが支援!というのが理想です。でも、そうはいかなかった面が多々あると思います。
今後も続くであろう新型コロナアフターの世の中で慌てなくても良いよう、感覚の過敏さや認知面の発達を育んでいくことは、お家でできます。その知見は花風社の本で得ることができるのです。
浅見さんが「新型コロナの中、注文が多い」と言われるのは、読書にあてる時間があることももちろんですが、お家で何かを…と危機感を抱いた方々もいらっしゃるのではないかなぁと思うことでした。
つづく