日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

母とちゃんぽん。

2017-09-10 21:58:25 | 日記
 夏のような日射しの一日でした。
朝イチで、バイクの練習で鹿児島に来ている友人の顔を見に行きました。

 自分がバイクの練習をするときには、酷暑だろうと大雨だろうと、寒風だろうと、
「わー暑いなー」とか、「雨振るなー」「さみーーーーぃ」くらいしか思いません。
頭が「バイク乗るぞー!練習するぞー!」と交感神経が振切っているのでしょうね。

 ところが、友人の陣中見舞いだと、
「わー、よう、こんな日に乗るわぁ〜」と、日射しで揺らぐバイクにクラクラします。

 ハマる、って大事ですね。

 今日は、数ヶ月ぶりに母に会いに行ってきました。

 「ちょうど良かった!チャンポン食べたかったの。」ということで、
お昼ご飯にチャンポンを食べに行きました。

 実家で暮らす頃、母の作るチャンポンは、とてもおいしくて、
私の大好きなメニューのひとつでした。

 魚介や豚肉がたっぷり入り、それに負けないくらいの野菜もたくさん入ったもので、
父が大大どんぶり、私が大どんぶり、母は浅めのどんぶりで食べていました。

 台所が三畳ほどしかない、昔の古い家だったので作る過程は見ていないのですが、
アルミの厚手の大鍋が出ている日は、「お!ちゃんぽん!?」と期待したものでした。

 いつもおいしい母のチャンポンでしたが、あるとき劇的に旨味が増したチャンポンになりました。
それは、乾燥貝柱のだし汁を使いだしたときで、なんだか、本格的なチャンポンだ!と、
本格的なチャンポンを食べたこともなかったのに、勝手にそう思っていました。

 それからは、貝柱がボウルに浸してある日は、
「あ、チャンポンだな。」と思うようになりましたが、時々、貝柱は炊き込みご飯に化けていました。

 そんなおいしいチャンポンを作る母ですが、
私が結婚して出て行き、父がなくなり、とひとりで生活するようになってからは、
チャンポンを作る機会が減ったようでした。

 具材が多いほうが、出汁も効くしおいしいのだけど、量が多くなり、
二、三日チャンポンを食べなくてはいけなくなってしまう、そんなことを言っていたことがありました。

 冬場なら、まだ良いのでしょうが、夏場は食材が傷むのも早いので、特に、作ることができなかったのだろうなぁ、と
思いながら、今日は一緒に食堂に行くことでした。

 料理を作ること、食べることが好きな母は、今も細々、色々夕飯を作っています。
でも、「作ったのを二、三日食べんといかんからねぇ、食べきれないのよ〜」と残念そうに話していました。

 元気にしている母ですが、そういうのを聞くと、
そうか、変わらないようで、変わっているんだよねぇ、ということをしみじみ思うことでした。

 
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
泣けてきた (いしちゃん)
2017-09-13 20:48:04
なんだか泣けてきました。
母に優しくしようと思います。
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いしちゃん (むらきたどん)
2017-09-13 21:18:50
私は母と離れて暮らしてるからね。一年に会うのも10日あるかないかくらいだしねっ。帰ると鍋焦がしちゃった、とか自転車でコケたとか、びっくりすること聞くのよ。でも、母には母の生活あるからねぇ。それにしても、1日いるとご近所の話、叔父叔母の話、と女子トーク全開で、意識が遠のくこともあるよ(笑)
返信する

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