日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

行きつ戻りつ感覚そだて。

2018-11-06 15:17:56 | 発達応援
 私が毎日通勤に使うバイクを留守中に夫がメンテナンスしてくれました。

 朝、ありがたいことだなぁ〜と思いながら、バイクにキーを差し込むと…。
あれ?おかしい、バイクのキーがはいりません。

 私はいつもバイクのキーをぶら下げているところからキーをとったのですが、
よく見ると、別のバイクのキーでした。

 
キーの大きさもキーホルダーも違うのに、バイクにさすまで気がつかないとは…。
朝って、やっぱり、ぼーーーっとしているんですね。

  愛甲さんの質問会で、私はごっこ遊びから格闘技系の遊びに移行したお子さんのことをお聞きし、
「象徴遊びからルール遊びになったってことですよ。」と教えていただきました。

 あ!そういうことか〜と納得したのですが、
質問会を主催してくださった花風社の浅見さんが、今日のブログでこんなことをおっしゃっていました。

 格闘技系のぶつかり合いを愛甲さんはルール遊びととらえていたけど、
それはそうかもしれないけど、感覚遊びの面があって、
なんの感覚かというと固有受容感覚なんですよね。
それがずしりと入らないと落ち着かない子っていると思うの。
ソースは私。
  治しやすいところから治すーー発達障害への提言 「やはり即効性が」

 そうだ!と再び、納得。

 そのお子さんと象徴遊びの段階でもアニメのヒーローになりきって、
対戦ごっこをしていたのですが、そのときはとにかく、手が、足が、私の体に当たっていました、

 まだ、ひょろっと細いお子さんで、そう痛くはなかったのですが、
私「当たると痛いでしょ!当てないでよ!」
子「ごめ〜〜ん!」
と言いつつ、また、ぴしゃっと当たるの繰り返しでした。

 お子さんに悪気はないのですが、
距離感や力のさじ加減ができないので、当たるときも力は0か100という感じでした。

 そこで、ケリやこぶしでの連打などその子の100%の力を出させるときは、
私は大きなバランスボールでそれを防御しながら凌ぐことにして、
対戦ごっこをしていました。

 また、そのお子さんは象徴遊びの段階では、
体同士をぶつけたり、くっつけ合うような遊びは避け気味でしたが、
お互いにバランスボールを両手で持って、バランスボールを介してのぶつかり合いが好きでした。

 私もその子もぶっ飛びながら、
バランスボールを持ってぼよよーーーんとぶつかる遊びを何度も繰り返していました。

 そんなときを経て、その子はある時期から、
「どっちが強いか勝負しよう!」と言いはじめて、
単なるプロレスのような、相撲のような、レスリングのような遊びをするようになりました。

 そして、また、久しぶりにアニメのヒーロー遊びをするというので、
主人公になりきって、対戦をしました。

 ヒーローになりきると私に手や足が当たります。
力も強くなっているので「痛いじゃん!」と抗議すると、
「じゃあ、寸前で止める感じにするから」と言って、
私に当たらないようにケリや連打をするフリができるようになっていました。

 しかも、力いっぱい空手のようなボクシングのような連打のフリができていて、
私はびっくりしました。

 今日の浅見さんのブログでそんなことを思い出しました。

 その子にとって、最初の対戦ごっこは象徴遊びだけど単なる象徴遊びではなく、
連打したりぶつかったりして遊ぶ中で固有受容感覚が入っていく
感覚遊びの側面があったのではないでしょうか。

 また、プロレスや相撲、レスリング的な遊びは勝敗を決めるルールがあるのだけど、
生身の体でぶつかりあって、力を入れる感覚遊びの側面があります。

 そうやって感覚が育っていくと、
再び戻った象徴遊びでは寸止めしたり、手加減ができたのかなぁ、と
思ったのですが、どうなのでしょう。

 子どもの発達の本などでは、
摸倣遊びだ、ごっこ遊びだ…と子どもの遊びの表面を見て、
遊びの発達段階を図るピラミッドをつくり、子どもの発達の目安にするのだと思います。

 でも、遊びのピラミッドの上を目指しながらも、
子どもたちはピラミッドを行きつ戻りつしながら、
自分に必要な身体の感覚を獲得し、育んでているのだなぁと思うことでした。



 


 
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愛甲さんへの質問会。

2018-11-05 06:15:55 | 発達応援
季節のパフェは栗だったのですが、千疋屋といったらやっぱりフルーツ!ということで、憧れのパフェ!



果物がおいしいのはもちろんですが、珈琲もおいしかった!

昨日は愛甲さんへ質問の会でした。
この会は、事前に主催の花風社さんにメールで質問を送っておきます。

私も自分が関わるお子さんについて、質問していました。愛甲さんがすっきりした形でこたえてくださって、その行動の意味は?と深読みしすぎていたことに気がつきました。深読みし過ぎてお子さんの成長に気がつけなくならずよかった!

他の方々の質問も、内面に食い込むような質問が多かったのですが、愛甲さんのこたえがシンプルで、どれも腑に落ちるものばかりでした。

そして、質問やそれについての愛甲さんや浅見さんの意見を聞きながら、これだけ質問の内容が濃く深く重いのに、場の空気、雰囲気が重苦しくならないということにも感心することでした。

突き放さないし、巻き込まれない。
そこにいる人が、皆さん己のことのように関心を持って聞いているけれど、同情するような空気は一切ない。

とても清々しい質問会でした。

そして、そういう安心できる場だったからこそ、
言語化されてその場で質問された方々もいらっしゃいました。

どの質問もそれぞれの方にとって、暮らしていくことへの根幹に関わるような質問でした。

そういう大事なことを言葉にできない日常がある、そういうことを知った大事な会でもありました。

質問会を開いてくださった浅見さん、事前に質問に目を通して当日に備えてくださった愛甲さん、本当にありがとうございました!
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愛甲さんに質問する会に行ってきます!

2018-11-04 07:50:11 | 発達応援
いつもと同じ4時過ぎに起きたら、まさかの梅ちゃんによる尿テロ(°▽°)



証拠は?と言う顔してますが、絶対そう。
朝から猫籠ドーム寝床を洗い、中のクッションを処分したりとすることでした。

柔らかいとこで催すのやめてくれろ。

愛甲さんに質問する会に行ってきます。

自分の疑問を考える糸口が見えることもありがたいのですが、他の方の質問で、ああ、そうか!と思うこともよくあります。また、あ、あれもなんだろう…と言うことを今更思い出したりもしています。

初めて私が花風社の本を買った中に『脳みそラクラクセラピー』も入っていました。まだ支援員をしていた頃でしたが、「この人、どうしたらラクになるのか」という愛甲さんの姿勢に私の気持ちはなんだかざわざわと落ち着かなくなりました。そして学校で行われる支援が、困ってる人の側に立ってないんだな、としっかり認識するきっかけになりました。

自分が信頼できると思う方に、質問できるこの機会。とても嬉しいし楽しみです。頭を耕す1日にしてきます。

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猫先生。

2018-11-03 23:17:45 | 発達応援
 寒くなると、スーパーのお菓子売り場は、チョコレートが目立ちます。
その誘惑を断ち切って、買い物を終わらせるのが一苦労。

 新製品は、ついつい手が出てしまいますね!

 今日は教室に来たお子さんを見送ると、
住んでいる地域のあちこちでご飯をもらって、かわいがられている猫が、
日なたでゴロゴロしていました。

 帰りの車に乗り込むはずだったお子さんは、
しばし、猫との交流を楽しんでいました。

 最初は恐々と猫に触っていましたが、
外で人になついている猫なので、猫の方も心得ています。

 激しく動くこともせず、撫でられています。

 抱っこも不慣れな手つきでしていて、
力が猫の喉にかかってしまい、猫が咳き込んでいました。

 お子さんは、ちょっと心配して、
「なんか、咳してる〜」と親御さんと私に訴えてきます。

 「喉に力を入れられると、咳がでるよ」と言われて、
どうにか腕をつかんで抱っこしたり、
猫が楽しいように、棒を振ってみたり、色々工夫していました。

 飽きることなく、猫と遊んでいるお子さん。

 抱っこの力加減を調整させたり、
イヤなことされたら、きゅっと爪を立てたり、
猫先生のさりげない教育。

 猫の教育力、恐るべし。
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底なし沼な支援。

2018-11-02 13:48:21 | 発達応援
日向が気持ちのいい季節になりました。
猫も伸びます。



何かができないお子さんやそういうお子さんと一緒にいる親御さんを見ると、いそいそとそばに寄って行く支援者を見かけることがあります。

頼まれもしないのに、お子さんの身体に触れたり、自分の持っている技術を披露して、勝手にビフォーアフターを披露している支援者の人を見かける機会がありました。

一体、この人は、何をしに来ているのだろう?

自分の技術に自信があるなら、自分で講座でもなんでも主催して、自分の技術を伝授すればよかろうに。

講座で親子で来ているのは、親御さんがお子さんと向き合い、何かをつかみ取ろうと、必死の思いがあるのだと思います。

そういう思いを想像もせず、薄っぺらいどこかでコピペしたスキルを押し売りをしていい気になっている支援者。

私もかつて、そんな恥知らずなことがあったことを思い出しました。

日向場所へ

同時にこの薄っぺらいスキルを披露していた人の師匠も、私同様、講師に無礼な振る舞いをしたことにも気がつかない人だった事を思い出しました。

支援する人が己を満たそうとして、支援が必要な人を精神的に取り込もうとする。沼にハマるように、抜けられなくなると、お子さんは置いてけぼりになるように思います。

親御さん方は、巻き込まれないでくださいね。
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