日々、あんのん。

からだの育ちの凸凹、学習のスタートラインにつけない人のもっと学びたい、発達したいを応援します。

薬は身近にあふれてる。

2021-04-15 17:06:00 | 日記
この前の日曜日は「薬から自由になるための知識と実践」という勉強会に行ってきました。

講師は小倉謙さんという方で、私は存じ上げなかったのですが、精神医学の問題や薬物問題についての講演会などを全国各地でされている方でした。

ですが、勉強会の中では淡々と「薬」というものが人へ及ぼす作用、精神薬を止めることがなぜ難しいか、薬物の性質など、昼食を挟んで5時間半ほど教えてくださいました。

個人的に驚いたのは、薬が体の中に残留する、という話でした。

私の持っている知識の範囲での薬のイメージは、「薬を飲む」という入り口部分をやめていけば、腎臓や肝臓で代謝、排泄されて飲んだ薬の成分は体内でゼロになるというものでした。

体内での残留は、薬の使用期間にも関係するのかもしれませんが、「体内で薬物が残留」するという情報は、私にとってインパクトのあるものでした。

但し、私は理系の学びの半端な者なので、このことについては、驚くと同時に「では、人の体の代謝、排泄、解毒する作用とかはどうなんだ?」と思いました。

その場で質問できればよかったのですが、そう疑問に思えたのは、ゆっくり復習のためにメモ書きしたノートに目を通した新幹線の中でした。

そんな疑問を差し引いても、今回の勉強会はとても実りあるものでした。

また、精神科で処方されるような薬が、ものすごく身近な内科でも処方されることがあることにも驚きました。

そして、医者に「この患者には、この薬が必要!」と処方されてしまうと、その薬の服用で不調になってやめる場合、医者が処方の権限より強いものがあるとすれば、それは本人の決断ということも改めて知り、医者の安易な処方の罪深さを思いました。

安易な処方に対して、快く減薬、断薬の手を貸してくれない場合も多いようで、腹立たしいことだと思いました。

ふと、神田橋先生が、他所にかかっている方の減薬もしてくださるというのは、薬を減らしたいという方達の助けになっていたのだなぁ、ということに今更ながら気が付いたことでした。

私にとっては、知らないことだらけの今回の薬の勉強会。

自分が飲んでいなくても、一般の市販薬を飲むときも「これは飲んだとき…」と自分の頭で考えるきっかけとなる、知っておくとためになることが多い勉強会でした。










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啓発より治る方へ。

2021-04-13 07:43:00 | 発達応援
近頃、訳あってワンプレートご飯の登場頻度が上がっている我が家。

今までワンプレートご飯を作る機会があまりなかったので、一番大きめの某コンビニのシールでゲットしたお皿が大活躍しています。

これを機に、大きめのお皿、好みのないかなぁ〜と物欲が湧いています。

幸せな物欲です。

今朝は、早朝仕事が休みだったので、久しぶりに朝のNHKを観ていました。

すると、九州の最も大きい県でユーチューバーとして発達障害について、たくさんの人に知ってもらおうと啓発に勤しむ親子さんのことが話題になっていました。

ちょっと早口のかわいらしい女の子、急に聞こえる幼い子の鳴き声や外の音に疲れる、イヤーマフを知ってほしいなどの映像が流れました。

以前、福岡で関わっていた子も最初はイヤーマフつけてたけど、いつの間にかしなくなってたなぁ、本人も「これ、してたよね、前」と借りた教室にあったイヤーマフを手に取って笑ってたなぁ、とそんなことを思い出していました。

「発達障害は発達の遅れとは異なります。障害だから一生続くものです(大意)」

そう言うことを親御さんもおっしゃったし、NHKのアナウンサーも最後に専門家の意見としてその情報の締めの言葉にそう言うことを言っていました。

では、専門家は「発達の遅れ」と一生治らないという発達障害を明確に線引きして、小さな子どもを診断しているのでしょうか?

私が「治そう!発達障害どっとこむ」を読む限り、小さい頃に発達障害だ、自閉症だ、知的障害だ、と言われたお子さんがどんどん治っています。


親御さんがお子さんのためを思って、我が子の持つ特性をお子さんが得意なことで発信させて、その特性を周りに理解してもらうことを選ぶことを私は否定しません。

それは、それぞれのご家庭がお子さんのことを考えたベストな方法なのだから。

でも、今、聴覚が過敏な我が子を前に、「何か良い方法がないかなぁ」と探している親御さんやご本人には、その親子のYouTubeを見ることよりも、「治っていく方法がありますよ」と花風社の本や「治そう!発達障害どっとこむ」のサイトを教えてあげたいな、と思います。

テレビなんて古いように世の中では言っていても、新型コロナのこの偏った情報のみを届ける様子を見るにつけ、厄介なオワコンだなぁと思います。

発達障害においても、NHKの「発達障害キャンペーン」というか、「発達障害は一生治りませんキャンペーン」は、ものすごく厄介だな、と思います。

しかも、発達の遅れも見抜けず、全部何らかの障害として真空パックにして、成長も発達もさせないような専門家しか出さないNHK。

休みの朝っぱらから、「いい加減にしろ!」とテレビを消して静かな雨音を聴いています。



コメント (2)
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薬のお勉強に行ってきまーす。

2021-04-11 08:17:00 | 発達応援
昨日から活躍のよくお世話になった3日間乗り放題切符。

昨日、在来線を降りたホームに偶然居合わせた「いぶたま号」、正式名称指宿のたまて箱号。

予約が必要なこの列車、良い感じで埋まっていて嬉しいな、と思いました。

さて、今日は今から福岡へ薬について学びに行ってきます。


主催くださるのは、伏見美穂さんです。伏見さん自身、大変な思いをして断薬された方で、その経験から発達障害や薬について発信されている方です。

薬について、私は本で読む範囲の知識しかありません。

でも、教室では「お薬飲んでます」というお子さんと出会ったことが数度ありました。

あるとき、お子さんを連れて体験に来てくれた親御さんは、お子さんに薬を飲ませているが、もう一つ増やすか変えるか、とお医者さんに言われていると悩まれていました。

まだ小学生のお子さんで、そんなに薬を飲ませて良いものか、いつまで飲ませたらいいのか、とお医者さんに聞くと「飲みさえすれば勉強もできる。」と言われたと話していました。

それでも、薬に抵抗があり、飲ませずに診察だけ行くと「飲ませてないでしょ!そんなことしてもすぐわかるんだよ!」と怒られて、薬を飲まない自分の子は他人が見ると変なのか、それが外からわかるのか、と怖かった、と話されたことがありました。

お医者さんは根本的にお子さん発達のヌケを見ていくことはせず、出てきた症状をモグラ叩きのように抑えることしかされないのではないか。

それがお医者さんにとっての「治療」だとして、親御さんの望む治っていくこととは違うように私は思う、そんなことをお話ししました。

そう多くはないのですが、教室で「薬を飲んでいるのです」という、後ろめたさを秘めたその言葉に遭遇します。

その時に今日学ぶことが何かの力になるかしら?そう思って申し込みました。

では、行ってきまーす。




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もの言う瞬発力。

2021-04-10 10:28:00 | 日記
昨日は早朝の仕事の同僚に誘われて、同僚が作る畑に行きました。

たくさんの野菜を無農薬で育てていて、私も玉ねぎをとらせていただきました。

自分が食べる野菜を自分で作る畑はとても気持ちの良い場所でした。

さて、数日前、鹿児島県内の児童クラブで支援員が、自己紹介の言葉がうまく言えず声が小さいお子さんに大きい声で圧がある言葉をかけ、お子さんが泣いて怯えているような動画がSNSでアップされ、批判や電話での苦情が相次いでいるというニュースがありました。


動画を見ると、この支援員の方は本当にこのお子さんに自己紹介させたいのか疑問に思うもので、晒し者にしたいだけではないかととても嫌な気持ちになりました。

周りのお子さんの映っている足先からも緊張が伝わります。

こんな支援員のいる児童クラブは嫌だねぇ、と思うと同時に、動画を撮っている他の大人の方にも大いに違和感を感じました。

どうしてこのとき動画を撮影していたのかはわかりません。

動画をネット上にアップしたことで、この児童クラブで指導という名の元に、指導でもなんでもない支援員の感情任せの支配が横行していることがわかったことは良いことなのかもしれません。

でも、おそらく、複数名いた他の大人は、この支援員の言い方に対して「もういいんじゃないの」と諫めるか「ちゃんと聞こえるよ」とお子さんを庇うとかできなかったものでしょうか。

動画を見ながら、泣いているお子さんは後で支援員に謝られても、怖い思いは残るでしょう。

また、何も行動してくれなかった他の大人への不信感や「私の味方はいない」というような気持ちの縮んだ部分もなかなか大きいのではないかな、と思うことでした。

おかしいこと、違和感を感じたことにその場で「おかしいよ」「やめたら?」という瞬発力は、自律し、自分の頭でものを考える大人には必要なことではないかな、と思います。

今は動画を撮って、ネットに出せば多くの人から成敗されて、より物事が大きく改善するということも大いにある世の中です。

でも、おかしいと感じた時に即言う瞬発力が、時として、自分自身やお子さん、身近な人を守ることにも繋がっていくのではないかなぁと思うことでした。
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ミルクボランティア!

2021-04-09 23:35:00 | ねこ
先日、子猫のミルクボランティアレッスンに行ってきました。

講師は、鹿児島市内の獣医師浜崎先生。
ル・オーナペットクリニックの先生です。

ミルクボランティアというのは、本来ならば母猫と過ごす時期の子猫、特に乳飲児の子猫が色々な事情で母猫と過ごせなくなった場合、母猫がわりに育てるボランティアです。

母猫と過ごせなくなる理由は、人に捨てられたり、誤って母猫と引き離されたり、様々です。

私がミルクから育てた子は、1匹だけ置いていかれたのか、中学校の体育館にいた子猫でした。

ところでこのミルクボランティア。

一般のお家で乳飲児を拾った場合はもちろんですが、その他でも必要とされている場所があります。

それは「動物愛護センター」です。

近頃は、殺処分をなくそうという取り組みがどこも盛んです。

遊び盛りの子猫は貰われて行く場合もありますし、成猫さんも相性の良いお家を待つ機会もあったりします。

ところが、乳飲児の子猫や臍の緒もついたままくらいの子猫が愛護センターに持ち込まれることもあるそうです。

母猫と一緒なら、成長を待って譲渡会などでお家を見つけることができます。

でも、数百グラムしかない乳飲児の仔猫だけ保護されても、職員の方も面倒を見ることはできません。

特にこの春先〜夏の仔猫の生まれるシーズンは、たくさんの乳飲児の子猫が持ち込まれますが、衰弱したり、ミルクを飲む力がなかったりで、命を落としてしまうことも多々あるそうです。

それは、子猫の頃は数時間おきにミルクが必要だけど、そんなに子猫にかかりっきりにはなれず、結果、子猫が衰弱死してしまうのです。

そんな子猫を減らすために、一般にミルクボランティアを募って、少しでも救える命を増やそうという取り組みが鹿児島市内では始まるようです。


私が住む地域でも、「ミルクボランティアさんお願いします」という呼びかけをインスタで見かけることがあります。

去年は1日だけ、ミルクボランティアを引き受けました。

小さな子猫の命をつなぐお手伝いができればいいな、と思います。




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