この件で弁護士を頼んだ方がよいかとの問いかけ

　これまで，私は，何度も何度も，相談者から，この件で弁護士を頼んだ方がよいでしょうかとの問いかけをされてきました。
　この種の問いかけが弁護士に向けて発せられるとき，それは，その弁護士に依頼したいという気持ちの表れであるとの仮説もあります。
　この仮説は正しいのかもしれません。
　しかし，私は，諸般の事情を総合的に考慮して，弁護士に事件を依頼したとしても依頼者のメリットは大きくなく，費用対効果も小さいと判断される場合は，私を含めて弁護士を頼まない方がよいとアドバイスしてきました。これからも，同じようにアドバイスをします。
　
　

犯罪被害者をサポートする弁護士はほとんどいない

　昨日ですが，弁護士会が週1回行っている犯罪被害者電話法律相談（犯罪被害者弁護ライン）で，ある性暴力事件の被害者の家族が，被害者をサポートしてくれる弁護士を探したがホントにいなくて，ここに電話を掛けたと言われました。
　これが，現状です。
　理想は，刑事弁護（犯人の弁護）は一切せず，被害者のサポートに専念する弁護士の数を増やしていくことで，この理想に向かって私にできることはすべて行っていきます。
　

加藤裕司さんのお話

　非公開の被害者支援セミナー（３／１６開催）において，加藤裕司（ひろし）さんのお話を聴くはずだったのですが，このセミナーも中止となりました。またの機会を待ちたいと思います。

金剛山への登山

金剛山ライブ ストリーム

一面銀世界の金剛山へ登りたかったのですが，この冬は難しそうです。

裁判は普通にやっています

　いろいろな人から質問されるのですが，今のところ，裁判は普通にやっています，社会の耳目を集める，傍聴席が満員の事件でも。
　ただ，大阪地方検察庁は，コロナウイルス対策予防の一環として，３月２日より，大阪中之島合同庁舎に入る人間に対して，非接触型赤外線体温計による検温を実施するそうです。
　また，大阪弁護士会は，３月３日に予定していた会員向けの研修＝行政専門弁護士養成講座 第21シリーズ 『納税者の権利救済―更正の請求と課税処分取消訴訟を中心に―』は延期としています。この研修，私以外には参加者，ほとんどいないだろうと考えていたのですが，それでも延期です。
　今回の騒動，過剰反応でしかなく，そのことを誰も言えなくなっている，ウイルスの蔓延より，そのことの方が怖いと思います。