朝日新聞によると
『日本で123万8千世帯に上る母子家庭の暮らしは厳しい。
厚生労働省によると、母子世帯の母親が働いて稼ぐお金は年間平均181万円。日本のシングルマザーは8割以上が働く。就労率6~7割程度の欧米よりも勤労世帯の割合が高い。生活保護を受けるのは約1割にとどまる。健康で働ける人たちには、国はまずは就労を促すからだ。
働いているにもかかわらず、日本の母子家庭は貧しい。母子世帯のうち、収入が125万円に満たない「貧困層」の割合は、およそ半数の48・2%にのぼる。先進国で最悪のレベルだ。
日本の母子家庭の貧困度合いが突出しているのは「男は稼ぎ手、女は家。女性は働いても家計の補助」という「隠れた意識」が根強いなかで、女性労働者が低賃金労働に置かれていることが大きい。女性の4割は年収200万円以下だ。
母子家庭の貧困の裏側には、離婚後に養育費を払わない父親の姿もある。
(中略)
日本で離婚する世帯で、8割は母親側が子どもを引き取る。日本の母子家庭の収入に占める養育費の割合はわずかに3%。日本では裁判所を通さない協議離婚が9割を占め、養育費の取り決めをしない場合が多いからだ。米国では養育費は収入の1割にのぼる。滞納者には自動車運転免許の停止などの強力な措置がある。スウェーデンには養育費を政府が立て替え払いする制度もある』とのことです。
この母子家庭の貧困を何とかしたいとの想いで結成された「大阪子どもの貧困アクショングループ」が明日,1周年記念イベントを行います。
『大阪子どもの貧困アクショングループは、おかげさまで5月25日に1周年を迎えました。記念イベントとして、映画『隣る人』
http://www.tonaru-hito.com/
の上映とトークライブを開催いたします。
「悲劇を繰り返さない」
子育てを親だけの責任としていては、子どもの命や暮らしは守れない。私たちはしんどい状況に置かれている子どもたちを守るには、親丸ごとサポートするしかないと考え、答えのない中、この1年走りながら考えてきました。
「どんなことがあっても一緒に乗り越えよう!」と一緒に時を過ごし、様々な想いを共有しながら、親子の生活を安定させるため日々活動しています。今回はこの節目に、ゲストの方々と共に「子どもの今」を社会がどう支えていけるのか考えていきたいと思います。
ぜひみなさまご参加下さい!
<イベント概要>
・日時:2014年7月27日(日) 13:30~16:30(13:15開場)
・場所:難波市民学習センター講堂
http://www.osakademanabu.com/namba/
・トークゲスト:刀川和也監督、映画企画 稲塚由美子さん、大阪子どもの貧困アクショングループ代表 徳丸ゆき子、司会 友岡雅弥さん
・参加費:1,000円
・定員:100名
・申し込み方法:fbイベントページまたは、メールのいずれか。メールは、info@cpao0524.org まで件名を「CPAO1周年記念イベント申込み」として、本文に「お名前・人数」を記載ください。』
私も参加します。