国選被害者参加弁護士と被害者代理人弁護士

　最近，私は，刑事手続（犯人を処罰するための手続）において被害者の代理人弁護士として活動することが増えています。
　「代理人弁護士」と言えば，これまでは民事事件での話と決まっていたのですが，刑事手続においても，弁護士が被害者のできないことを被害者に代わって行う必要があることが認識され出したのです，「代理人」とは厳密な意味では異なるのですが。
　問題は，国選被害者参加弁護士と異なって，国（日本司法支援センター）から報酬が支払われることがないということです。

性暴力被害者の範囲

　性暴力の被害者は，法律上は，他人から性暴力を受けた本人のみであるとされています。
　しかし，その「被害者」の配偶者，あるいはパートナーも被害者なのでないかと思います。
　「被害者」本人より配偶者らの方がより大きなダメージを受ける場合もあるように思います。
　したがって，「被害者」の配偶者らにも，サポートが是非とも必要です。
　

証人テストの付添

　今週は，「証人テスト」の付添で，２回，それぞれ別件で，検察庁へ行きます。
　刑事訴訟規則には、「証人の尋問を請求した検察官又は弁護人は、証人その他の関係者に事実を確かめる等の方法によつて、適切な尋問をすることができるように準備しなければならない」という規定（191条の3）があり，その準備の一環として証人尋問の前に行われるのが「証人テスト」と呼ばれる証人との打ち合わせなのです。
　そして，証人にも，被害者と被害者以外の第三者があり，私が付き添うのは，被害者が証人となった場合です。
　ただ，被害者が証人となった場合，証人＝被害者の言うことと犯人（被告人）の言うこと，どちらが正しいか，水掛け論になる可能性があり，被害者への尋問には入念な準備が必要となるのです。

緊急フラワーデモ 2020.09.26

緊急フラワーデモ 2020.09.26

　声を上げることが大切です。

福島第一原発事故損害賠償請求訴訟弁護団Zoom会議の連発

　今日は，福島第一原発事故損害賠償請求訴訟（大阪地裁）の弁護団Zoom会議が午前と午後にあります。
　午前は，国の法的責任を検討するグループの会議，午後は，弁護団の全体会議です。
　午前の会議は私がホストなので忘れないのですが，午後の方は別の弁護士がホストですので忘れないようにしないと，また気が付いたら会議は終わっていたとなりかねません。

中島みゆき「糸」フル

菅田将暉＆小松菜奈 映画『糸』MUSIC VIDEO( 中島みゆき「糸」フル )【8月21日(金)公開】

　映画より，グリーフケア，スピリチュアルケアです。

本郷由美子さんのグリーフケア講座に参加して～中島みゆき「糸」

　もう７，８年前になるでしょうか，神戸市主催のグリーフケア講座というモノに参加したところ，最後に，講師の本郷由美子さんが中島みゆきの「糸」を流されました。
　その「糸」を基に映画ができたそうです。
　この曲を聴くと，グリーフケア，スピリチュアルケアのことを思い出します。

探していた人と会えそうです

　私に与えられたミッションを果たすために，人に会って，話を聞く必要がある場合があります。そして，その人がどこにいるかわからない場合，まず，その人を探す必要があります。
　最近，二人の人を探していたのですが，そのうちの１人と会えることになりました。
　その人と会って話しを聞いても，それを裁判所に伝えて，裁判官を説得する作業が残っているのですが，１歩前進したことは確かです。

国選被害者参加弁護士は活動を終了した日から14日以内に報告書を提出しないと報酬が支払われない

　国選被害者参加弁護士の事務に関する契約約款によると，国選被害者参加弁護士は活動を終了した日から14日以内に報告書を日本司法支援センターに提出しないと報酬が支払われないのです。
　つまり，弁護士から請求しないと報酬は一切支払われないのです，国に代わって，被害者参加人をサポートしているにも関わらず，です。
　

訴状を解説した原告第1準備書面

　昨日は，初めて私が作成して裁判所に出した「訴状」をわかりやすく解説した「原告ら第1準備書面」を裁判所（と被告代理人弁護士）に提出しました。
　訴状とは，原告（被告を訴えた者）の請求を記載した書面で，「原告第１準備書面」とは，普通，被告（原告に訴えられた者）が「答弁書」（訴状の請求に対して被告の反論を記載した書面）に原告の反論を記載した書面なのです。
　ところが，今回は，被告の代理人弁護士が超多忙のためか，訴状を熟読していないようなので，やむなく，訴状を解説する第1準備書面を作成して，提出しました。