昨夜,毎日放送で放映された『映像’16 追いつめられた”真実” ~息子の焼身自殺と両親の9年』を見ました。
この事件,①公務災害か否かを巡って,9年間も遺族が争ってきたのですが,②山田明さんが自殺した民事責任は,名古屋市交通局にあるのではないか,さらに,③明さんを死に追いやったことの刑事責任は,交通局の誰か特定の人物にあるのでないか,については,何も解決されていないのです。
私が,明さんの両親から相談を受けていたら,上記②と③も同時並行的に解決していきましょうとアドバイスしていたと思います。
この事件,①公務災害か否かを巡って,9年間も遺族が争ってきたのですが,②山田明さんが自殺した民事責任は,名古屋市交通局にあるのではないか,さらに,③明さんを死に追いやったことの刑事責任は,交通局の誰か特定の人物にあるのでないか,については,何も解決されていないのです。
私が,明さんの両親から相談を受けていたら,上記②と③も同時並行的に解決していきましょうとアドバイスしていたと思います。
今日は,私に事件を依頼されている人のお家の近くへ出かけて,打ち合わせを行いました。
弁護士は,事務所で,相談を受ける,または,依頼者との打ち合わせを行うことが普通なのですが,もうそれは時代遅れなのかもしれません。
私も,どんどん事務所から出て,相談を受けていきます。
弁護士は,事務所で,相談を受ける,または,依頼者との打ち合わせを行うことが普通なのですが,もうそれは時代遅れなのかもしれません。
私も,どんどん事務所から出て,相談を受けていきます。
明日,私は,大阪弁護士会館において行われる法律相談担当の2名の一人でした。
ところが,予約が3件しか入っていないために,弁護士2名も要らない,もう一人の弁護士はつい先日,法律相談キャンセルをしてもらった弁護士なので,私にキャンセルをお願いしたいとの連絡が弁護士会事務局からありました。
実際,弁護士会への法律相談の申し込みはどんどん減っているのです。それは,弁護士会における法律相談は原則有料であり,他方で,いろいろな法律事務所では,無料法律相談を行っているからです。有料と無料の法律相談があれば,無料の方に人が集まることは仕方ないことだと思います。
私は,お金を払ってでも貴方に相談したいと言ってもらえる弁護士を目指して,日々,精進していきます。
ところが,予約が3件しか入っていないために,弁護士2名も要らない,もう一人の弁護士はつい先日,法律相談キャンセルをしてもらった弁護士なので,私にキャンセルをお願いしたいとの連絡が弁護士会事務局からありました。
実際,弁護士会への法律相談の申し込みはどんどん減っているのです。それは,弁護士会における法律相談は原則有料であり,他方で,いろいろな法律事務所では,無料法律相談を行っているからです。有料と無料の法律相談があれば,無料の方に人が集まることは仕方ないことだと思います。
私は,お金を払ってでも貴方に相談したいと言ってもらえる弁護士を目指して,日々,精進していきます。
毎日新聞によると,長野県・諏訪大社の「御柱(おんばしら)祭」で今年5月,氏子の男性が転落死したのは,適切な安全防止措置を施さなかったためなどとして,弁護士2人が北島和孝宮司に対する業務上過失致死容疑での告発状を長野県警諏訪署に提出したそうです。6年ごとに開かれる御柱祭では毎回のように死傷者が出ており,告発は祭りの安全対策に疑問を投げかけるものであると,毎日新聞は言っています。
この6年に1度の祭りでは,1968年以降,74、80、86、92、2010年,そして今年,死亡事件が起きているのです。つまり,ほぼ毎回死者が出ているのです。
これは,もう過失犯ではなく,未必の故意(人が亡くなっても仕方ないという認識)による犯罪,殺人罪であると言える余地は十二分にあるのです。
というわけで,この2名の弁護士,どうせ告発するなら,犯人を殺人罪で告発して欲しかったです。
この6年に1度の祭りでは,1968年以降,74、80、86、92、2010年,そして今年,死亡事件が起きているのです。つまり,ほぼ毎回死者が出ているのです。
これは,もう過失犯ではなく,未必の故意(人が亡くなっても仕方ないという認識)による犯罪,殺人罪であると言える余地は十二分にあるのです。
というわけで,この2名の弁護士,どうせ告発するなら,犯人を殺人罪で告発して欲しかったです。
十六銀社員の自殺は「パワハラ原因」 労災認定求め提訴
この事件では,岐阜労働基準監督署が2014年3月に,業務が原因の自殺と認められないとして労災保険の不支給を決定したので,被害者の遺族はそれを争っているのです。
仮に,この裁判で労働災害として認定されて,労災保険から給付がなされたとしても,そこには慰謝料等は含まれません。そこで,今度は,この加害企業を相手方として,損害賠償請求を行うことになります。
このように被害者遺族は,長く厳しい闘いを強いられるのです,被害者なのに。これが今の我が国の現実なのです。
この事件では,岐阜労働基準監督署が2014年3月に,業務が原因の自殺と認められないとして労災保険の不支給を決定したので,被害者の遺族はそれを争っているのです。
仮に,この裁判で労働災害として認定されて,労災保険から給付がなされたとしても,そこには慰謝料等は含まれません。そこで,今度は,この加害企業を相手方として,損害賠償請求を行うことになります。
このように被害者遺族は,長く厳しい闘いを強いられるのです,被害者なのに。これが今の我が国の現実なのです。
昨日は,USJに一番近い区役所で,法律相談を4時間担当しました。
どの相談も,第三者から見ると,どうでもよい,取るに足らない事件に関するものですが,当事者からすると深刻なものばかりでした。
弁護士にとって,市民法律相談は,社会奉仕活動の1つであるとともに,今,この国で何が起きているかを知る機会でもあるのです,チョッと大げさですが。
市民法律相談,まだまだ,行きます,私は。
どの相談も,第三者から見ると,どうでもよい,取るに足らない事件に関するものですが,当事者からすると深刻なものばかりでした。
弁護士にとって,市民法律相談は,社会奉仕活動の1つであるとともに,今,この国で何が起きているかを知る機会でもあるのです,チョッと大げさですが。
市民法律相談,まだまだ,行きます,私は。
今日と昨日,過労死防止学会の第2回大会に参加して,多くのことを学んできました。
他方で,予想通りだったのは,犯罪被害者なのに,自分が犯罪に遭ったことに気が付いていない人が多数おられたことでした。
他方で,予想通りだったのは,犯罪被害者なのに,自分が犯罪に遭ったことに気が付いていない人が多数おられたことでした。
大阪で,早ければ,来年4月から,世界で初めて,犯罪被害者のもとに弁護士が駆けつけて無料で相談にのる『犯罪被害者当番弁護士』がスタートするかもしれません。
被疑者(犯人)にはすぐに弁護士(刑事弁護人)がつくのに,他方,犯罪被害者はほったらかしなのです。これはどう考えても不公平です。
回転寿司のように,この試みが,大阪から日本全国,そして,世界に広がって欲しいです。
そして,この制度を足掛かりに,犯罪被害者の人権が十二分に守られるようになって欲しいです。
被疑者(犯人)にはすぐに弁護士(刑事弁護人)がつくのに,他方,犯罪被害者はほったらかしなのです。これはどう考えても不公平です。
回転寿司のように,この試みが,大阪から日本全国,そして,世界に広がって欲しいです。
そして,この制度を足掛かりに,犯罪被害者の人権が十二分に守られるようになって欲しいです。
今日と,明日は,大阪の関西大学で,私も所属する過労死防止学会の第2回大会が開かれます。
5月21日(土)午後
幹 事 会 11:00~12:30
国際シンポ 13:00~17:00
会員総会 17:10~18:00
懇 親 会 18:30~20:30
5月22日(日)午前・午後
分科会 9:30~12:00
第1分科会(道路旅客運送業の労働実態と時間規制)
第2分科会(教員の過重労働と公務災害)
第3分科会(ホワイトカラーの労働時間管理)
第4分科会(若者の過重労働)
私は,過労死をもたらす企業等の経営者らを処罰しない限り,過労死はなくならないと思っています。経営者は,被害者に賠償金を支払っても,それ以上の利益が出れば,被用者(労働者)をこき使い続けるのです。
というわけで,従来型の思考をする人たちの集まりである学会は,それなりの対応にとどめておきますが,とにかく,参加してきます。
5月21日(土)午後
幹 事 会 11:00~12:30
国際シンポ 13:00~17:00
会員総会 17:10~18:00
懇 親 会 18:30~20:30
5月22日(日)午前・午後
分科会 9:30~12:00
第1分科会(道路旅客運送業の労働実態と時間規制)
第2分科会(教員の過重労働と公務災害)
第3分科会(ホワイトカラーの労働時間管理)
第4分科会(若者の過重労働)
私は,過労死をもたらす企業等の経営者らを処罰しない限り,過労死はなくならないと思っています。経営者は,被害者に賠償金を支払っても,それ以上の利益が出れば,被用者(労働者)をこき使い続けるのです。
というわけで,従来型の思考をする人たちの集まりである学会は,それなりの対応にとどめておきますが,とにかく,参加してきます。