被疑者(犯人)が死亡しても,警察は捜査を続けて,事件を検察庁に送ります。そして,被疑者が死亡していると刑事裁判はできないので,検察官は,被疑者を不起訴とします。
なので,曽根崎新地放火殺人事件,まだ終わっていません。そして,被害はまだまだ続くのです。
被疑者(犯人)が死亡しても,警察は捜査を続けて,事件を検察庁に送ります。そして,被疑者が死亡していると刑事裁判はできないので,検察官は,被疑者を不起訴とします。
なので,曽根崎新地放火殺人事件,まだ終わっていません。そして,被害はまだまだ続くのです。
大阪市中央区で発生した事件,警察は殺人罪に該当するとして事件を大阪地方検察庁に送ったはずなのですが,大阪地検は,殺人罪よりも軽い傷害致死罪で被疑者(犯人)を起訴したのです。
このようなこと自体は仕方がないと思いますが,警察が想定した罪よりも軽い罪(今回であれば傷害致死罪)で起訴する場合は,その理由を犯人に厳罰を求める被害者の家族に事前に丁寧に説明して欲しいです。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASPDW6H64PDWPTIL028
大阪弁護士会では,12月21日(火)から,17日(金)に起きた曽根崎新地雑居ビル放火殺人事件の被害者やその家族からの法律相談を受け付けていて,毎日,2名の弁護士を待機させています。
私は,初日の相談担当だったのですが,今日も相談を担当します。
被害者の家族,まだまだ厳しい状況が続くと思われますが,家族の周辺におられる人は,弁護士に相談できるよ,と教えてあげて欲しいです。
モンスタークレイマーへの対応策,いろいろな立場の人が様々なことを言われています。
で,私もいろいろと考えたのですが,結局,相手にしない,会わない,話を聞かないの三無方式で対応するべきだと思うに至りました。
今週末にドキュメンタリー&報道番組に私が話をしたことがある人が出ていました。
その人たちは,本音は言わずに建て前を述べていました。テレビ局も,その建前論を基に番組を作っていました。
どんな場面でも本音(本心)を述べるべき,とは思いませんが,私はこの類の人には関わりたくないです。
私は,家に誰かが入って物を盗んでいった,近隣住民が自分の悪口を言っている,また,監視しているといった類いの相談を受けることがあります。
こういう場合,私は,①家の中に監視カメラを取り付けて,そのカメラに人影が写っていたら,その映像を持って警察に被害届を出しましょう,②近隣住民の悪口を録音して,それを聞いて,貴方に対する悪口であると確認できれば,近隣住民に対して,損害賠償請求訴訟を簡易裁判所に提起しましょう,とアドバイスします。
でも,この種の相談者は,弁護士に相談するよりも,精神科医または認知症専門医を受診した方がよい場合が圧倒的に多いのです。
この日曜日に大阪のJR京橋駅と京阪京橋駅の間にある広場で,「犯罪被害補償を求める会」のメンバーとともに,犯罪被害者へ損害賠償金の国の立替払いを求める署名活動を行いました。
私は,広場を歩く人に署名を求めることはあきらめて,大きなポスターを手に持って,ひたすら「こんにちは」と挨拶をしていました。
誰もが犯罪被害者になります,貴方も今日無事に家に帰れるかは誰にもわからないのです,と言いたかったのですが,数秒では,私の言いたいことは伝わりそうにないので,まずボスターを見てもらおうと考えたのです。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/asahi/nation/ASPDP2FG0PDPPTIL002
12月17日(金)に起きた大阪曾根崎新地雑居ビル放火殺人事件の被害者とその家族からの電話相談を,大阪弁護士会が,明日(12/21)から行うことになりました。
明日から28日(火曜日)までの電話番号は,06-6364-1231です。
この番号に電話いただくと,折り返し,担当弁護士から電話をして,そのまま電話相談,さらに面談相談を行います。相談料は無料です。
この事件で被害者6名の氏名等を報道したのは,今のところ,NHKのテレビニュースのみのようです。
今回の被害者等の氏名の発表,大阪府警は記者たちから「表現の自由(報道の自由)の優越的地位」を振りかざして判明した被害者の氏名等の開示を迫られて,やむなく行った可能性もあるようです。そうすると,NHKだけが暴走して,被害者の氏名等を報道してしまった可能性があるのです。
なので,まだ大阪府警には期待してよいのかもしません。
大阪府警が曽根崎新地の雑居ビルで起きた放火殺人事件の被害者6名の氏名と住所と年齢を公表したそうです。
私は,被害者本人の同意がなければ被害者の個人情報を公表するべきではないと思います。
大阪府警には失望しました。