今日は.久しぶりに「平和的生存権」という言葉を聞きました。大阪弁護士会館で行われた福島原発事故に関するシンポジウムで,郡山市から避難されている方(パネリストの一人)が,私達にも,欠乏から逃れて平和に暮らす権利があるのだと言われたのです。
平和的生存権とは,日本国憲法の前文に「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」とあることを根拠に,権利として認められるのだと主張されているものです。
平和的生存権は,従来は,戦争放棄(憲法9条)との関連で主張されてきました。
しかし,60㎞ほどのところで福島第1原子力発電所が未曾有の事故を起こし,何がどうなっているかわからない混乱した状況において,住民が人間として尊重されるということの別表現として,恐怖と欠乏から免れ平和のうちに生存する権利があるということも言えると思います。
今後,この原発事故関連で,平和的生存権を主張することに異論もあるとは思いますが,私は支持していきたいです。
平和的生存権とは,日本国憲法の前文に「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」とあることを根拠に,権利として認められるのだと主張されているものです。
平和的生存権は,従来は,戦争放棄(憲法9条)との関連で主張されてきました。
しかし,60㎞ほどのところで福島第1原子力発電所が未曾有の事故を起こし,何がどうなっているかわからない混乱した状況において,住民が人間として尊重されるということの別表現として,恐怖と欠乏から免れ平和のうちに生存する権利があるということも言えると思います。
今後,この原発事故関連で,平和的生存権を主張することに異論もあるとは思いますが,私は支持していきたいです。