大騒ぎの週末が終わった・・・
国鉄時代からの特急色で、最後まで現役として活躍してきた仙台支社の485系6両がこのたび引退となった。この土日にかけて伝統ある特急名を名乗り福島~宮城を走ったのだ。「ひばり」と「あいづ」、それに「つばさ」というすでに懐かしい特急名が並ぶ。二日間は出られないものの、何とか1日だけ時間を捻出して出向いてきた。
それにしても名残を惜しむファンの多さには驚き!ここまで人気があったのか?と思うほどの中々見慣れない光景がどこも続いていた印象。これは明らかに過去に経験した御召列車運転時並みと言っていいだろう。裏を返せば、それだけ鉄道ファン、特に撮影を主にしているファンの興味の対象が限られてきている証拠だろう。何でも国鉄時代の車輛が良いとは言わないが、JR時代以降登場の車輛たちには、なかなか魅力を見い出せないことも事実だ。
「あいづ」はこの場所で最後を見送ろうと決めていた。名峰会津磐梯山のふもとに広がるこの撮影ポイントは、アントンKが初めて撮影のために訪れた場所(80年9月)。ここで専用機関車ED77の団臨の撮影をした思い出が甦る。もちろん、この地でこれだけの撮影者に居合わせる事も初めてであり、こんなことで時の流れを痛切に感じた次第。目の届くところだけで、ざっと300人、車150台といったところだろうか。いやはや参りました。
今日は、去りゆく特急電車を待ちかまえる多くのファンとともにフレーミングしてみた画像で更新。
どんな風景にも合うこの国鉄特急色、アントンKには最後まで憧れの電車だった。
2016(H28)-06-18 JR東日本/磐越西線:川桁-猪苗代