この秋、一度は訪れたかった路線に中央西線がある。うまく時間と天気がマッチしたので一日木曽路での撮影を楽しんだ日のこと。
ちまたでは、相変わらず国鉄時代の車輛たちが人気のようで、電機では、EF66やEF65PF。電車では583系や189系といったところ。普段からJR撮影を中心に活動している鉄チャンにとっては、これらが現在の撮影の中心に置かれているのではないか。確かにどういう訳か、最近の車輛たちには魅力を見い出せないことも事実だが、古くから慣れ親しんだ車輛たちには、やはり特別な愛着があるのかもしれない。
そんな中、今や重連運用はここだけとなってしまった中央西線を訪ねた。いよいよ今年も秋季臨貨も運転が開始され、撮影効率も良くなったことも動機だが、やはり色づいた山々の中で重連のロクヨンを拝みたいというのが本音。早朝から現地へ入り、いつもの撮影パターンで行動するが、今回は掲載した田立に立ち寄ってみた。ここもあまり昔と変わらず残っていて安堵したが、期待した背後のイチョウの色づきがイマイチで残念。来年も、このロクヨンとともに撮影できることを祈ってここを後にした。
2016-11 EF641021+1025 JR東海/中央西線 田立