アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

石巻線貨物列車撮影記

2017-11-08 10:00:00 | 鉄道写真(DL)

長年の懸案だった石巻線の貨物列車。仙台在住の友人のお誘いを受けてから早2~3年は経ってしまったと思う。ようやく出向く機会を作り満を期して今回行くことができた。

今まで何度となく撮影計画は立てたものの、お互いの都合が合わなかったり、都合が合えば天候が不順だったりとのびのびになり,自分の中では今年こそ機会を持ちたいと考えていたのだ。立冬も過ぎ、日は短くなったが、お天道様を拝めれば色彩豊かな季節。予報もまずまずなことから有言実行と相成った。

この日は、日の出前に待ち合わせ、日没まで丸一日撮影して、目的の貨物列車の撮影は計12回!あらかじめダイヤで確認はしていたが、ここまで撮影機会があるとは思いもしなかった。もちろんここまで効率よく撮影できたのは、今回同行してくれた友人のおかげであり、土地を熟知しているからこその行程だったと思い返している。あらためて感謝申し上げたい気持ちだが、今回を皮切りに、また次回別の季節にご一緒したいものだ。アントンKにとっては、今までこのDE10という機関車がどうしても入替機という先入観が先走り、今一つ撮影欲が沸かなかったが、今回1日撮影してみて少し見方が変わった気がしている。耐寒耐雪構造のデーテンが、このみちのくの地で黙々と走っている姿は、心に染み入るものがあった。友人の撮影した秘蔵写真には遠く及ばないが、印象深かったものを掲載しておく。

まずは、当日朝一の列車から。霧が立ち込め、広々とした雲海の中を静かに近寄ってくるデーテンのイメージだ。朝霧は晴れるという定説通り、この後心地よい晴天が続くことになり、幸先の良い撮影ができたと思っている。

そしてもう1枚は、この日のラストショット。日の入り直前で陰るか陰らないかヤキモキしながら撮影した1枚。この時は自分流のブラシ撮りで撮影したが、結果オーライ。スノープロウも輝かせて締めくくることができた。今まで凸型機関車は、撮影の仕方で印象が異なり好まなかったが、この角度は突き進む感じが出て新しい発見となった。やはりこの歳になっても、四の五の言わず撮影して初めてわかることがあるものだと思い知らされた瞬間だった。

2017-11     JR東日本/石巻線 貨物列車 DE103507