あれほど身近な存在で、特に気にも留めてなかった凸型ディーゼル機関車DD51。いつの間にか数を減らし、全国的に見ても風前の灯状態となっているらしい。先日関西線に行き、久しぶりにDD51の牽く貨物列車を撮影したが、あらためて考えてみるともうこの地区くらいしか思い当たらないのだ。
北海道ではもちろん、東北のローカル線の貨物列車や、関東でも八高線など、山陰や九州と、全国に散らばっていた万能機関車だけに感慨も深くなる。同じようなことが入替機であるDE10でも言えるのだが、基本的に凸型を好まないアントンKだから、普段はこうして無関心になっていた。列車自体の消滅は居たたまれないが、後継のDF200型には興味が沸くから、また新たなシーンを期待したいところだ。
掲載写真は、思えばDD51の貨物列車では、おそらく一番撮影回数が多いだろう八高線の重連貨物。仕事帰りの駄賃として、あるいはヨコカルへの道中の合間を使ってよく沿線に出向いたもの。それなりのものしか残せていないが、今見返すと懐かしさがこみ上げてくる。
1994-11-25 5264ㇾ DD51811+809 JR東日本/八高線:竹沢付近