今週また一人新社会人として、新鶴見界隈を羽ばたいてゆく鉄チャンのお仲間がいる。たまたま、偶然にも名残惜しそうに鉄に励んでいた彼に遭遇、しばし雑談に花を咲かせた。
アントンKとは、親子以上の歳の差だが、この界隈で知り合ったお仲間たちとともに日々親しくさせて頂いた。それもこれも、鉄道撮影という共通項をお互い持っていたからこそなのだが、同じ時間を共有することで、まだお若い彼に少しは良い刺激を促せたか、今更ながらいささか心配になっている。逆に彼等から刺激を受けて、それをエネルギーに変えてきたアントンKだから、しばらく顔が見えなくなるのは、寂しいことなのだ。
とかく今のお若い鉄チャンに在りがちな「ネタもの追跡」というような撮影行動ではなく、自分の好きな車輛を自ら見いだし、カメラを通して好きな車輛の素敵なシーンを追い求めていた彼のスタンスには、出会った当初から一目置いていた。ここ数年でさらに独自性を感じる画像を目にすることは、この趣味の先輩として非常に嬉しい。今後、一時は趣味の時間には制約がかかるだろうが、落ち着いたらまたカメラを持って線路端に立ち、皆とともに感じた歓びを思い出してほしい。そして生きる糧として末永く撮影を続けることを願ってやまない。
希望に胸膨らませ、旅立つ彼に大好きなEH200と祝福の菜の花でエールを送りたい。
また元気で再会できますように・・・
2009-04-10 EH200-9 JR東日本/上越線:新前橋付近