アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

ナナゴ王国東北路~ED75 700

2021-11-02 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

秋色を求めて東北路を廻ってきた・・・

毎年何かしら絡めて、この時期東北を廻っているが、昔に比べて写真のテーマが移り変わったことに自分自身気づいた。機関車の機番を追って遠征することも、それはそれで楽しいが、やはり長い目で見た場合、より心に残る画像は、その土地で出会った風景の方であり、大好きな鉄道車両が絡められれば、さらに自分的価値が上がってくる。今回週末のほんのひと時だったが、日常を忘れ、大いにリフレッシュできて戻ってこられたと思っている。主に岩手、青森、秋田と廻ってきたが、紅葉の色づきもまずまずで、青空のもとカメラを向けられたことにまずは感謝したい。先月は、長野で、懐かしい東急電車に再会してきたが、今回も弘南鉄道で、これまた昔よく乗車した元東急7000形に出会い、新たな魅力の発見となった。

さて掲載写真は、今回分が間に合わず、また古いものでご勘弁。やはり今回もお邪魔した奥羽本線鶴ヶ坂で撮影した急行列車「きたぐに」を貼っておく。この時は、北海道に渡る前座として、青函連絡船に乗る前の時間調整で夕方奥羽線に訪れ撮影した。大釈迦までの道のりは歩くことなく、時間的にも厳しかったのか、駅撮りで済ませてしまった若き時代。カーブをゆっくりやってきたのは、大阪行きの急行「きたぐに」だった。この時代、奥羽線の電機は、ED75の700番台に統一され、特急からローカル貨物まで全てナナゴの天下だったが、当時の最新型の700番台は、アントンKには、本来東北スジのナナゴと比べて少しばかりの違和感を感じたことを思い出した。同じED75でも、印象は大分違っていたのだ。顔立ちはすっきりすまし顔であり、塩害対策でガイシが緑色をしていたのが印象的。後年海峡線用にED79へと改造される機番があったことから、やはりこれがナナゴの完成形ということなのだろう。編成後部のスロ54が急行列車であることを主張している。

1978-08-22       502ㇾ  ED75 756   急行「きたぐに」      奥羽本線:鶴ヶ坂にて