乗車出来ず悔いが残っているのは、カートレイン以外にもたくさんある。まず思い当たるのは、1990年代に流行ったジョイフルトレインと言われた列車たち。特に品川区の14系改造のサロンエクスプレス東京や、尾久区のスーパーエクスプレスレインボーには一度乗ってみたかった。多客時にも使われたとも思うが、ほとんどが団体専用列車としての運転で、アントンKにはご縁が無かった。もっと言うのなら、小田急のロマンスカーのような165系電車改造の「パノラマアルプス」の展望車で流れゆく車窓を楽しみたかった。旅の新たな魅力の発見が次々と出来たかもしれない。撮影だけに終わったこれらスペシャルな列車たちの画像をみて、今更ながらそう思うのである。
今回は、こんな列車の中から唯一乗車が叶った、品川区のお座敷客車「江戸」の写真を掲載しておく。当時、鉄の先輩方のお誘いを受け、流行っていた「ビール列車」に品川から乗車した。確か相模貨物往復だったか、単純な行路だったはずだが、道中は楽しくてアッという間だったことを懐かしく思い出せる。いつかまたこんな列車に気の合う仲間達と乗車し、昔話に華を咲かせたい。そんな時が来るのだろうか・・・
1994-11-17 9314 EF62 46 12系お座敷「江戸」 JR東日本/信越本線:平原-御代田