アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

秋を彩る特急電車「ビバあいづ」~485系

2021-11-09 17:00:00 | 鉄道写真(EC)

磐越西線繋がりでもう1枚掲載しておく。

この路線の象徴でもあったED77が引退し、その後の貨物列車や客車列車にED75が入線し出すと、アントンKにはとても複雑な心境になったことを思い出す。国鉄時代には、線路規格が東北本線よりも低かった磐越線のために製造されたED77だったが、線路そのもののグレードを上げることで何事も無かったようにナナゴが姿を現わしたのだから、ちょっと拍子抜けした気持ちになったのもごく当たり前だったのだ。

そしてこの路線の花形とも言える特急列車の変遷も意外に多岐に渡っている。東北新幹線が開通したあとでも、上野から特急「あいづ」がそのまま運転されていた記憶があるが、後にそれも短縮されてしまい、郡山と会津若松を結ぶシャトル便の様相に代わっていった。掲載写真は、そんな列車に変貌した「ビバあいづ」号。同じ485系特急型だが、リニューアルに合わせて外観が派手な姿となり、写欲が減退したことも懐かしい。アントンKに言わせれば、斬新というよりは田舎臭い特急に見えていたが、不思議と猪苗代界隈、磐梯高原の土地にはマッチしていたようにも思える。2000年代に入ってから登場した赤べこ485系以降、臨時ではあるものの何の所縁もない583系の入線があったり、485系自体の引退列車が走ったりしたが、並行する高速道の開通による乗客の減少からか、列車自体はかなり整理されてしまった印象なのだ。アントンK自身も出向く機会が減ってしまい寂しいことだが、風光明媚な沿線は昔と変わっていないはずだから、また機会を見つけて旅したいと思っている。

1997-11-08    1042M  ビバあいづ  485系   JR東日本/磐越西線:中山宿-沼上信号場