アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

上信デキ~魅惑の団臨仕業

2019-10-15 19:00:00 | 鉄道写真(EL)

時刻表には載っていない列車、団体臨時あるいは、集約臨などの列車たちの魅力は、普段は走らない線区に入線し、いつもとは違う光景を味わい楽しめることだろう。それが客車列車であるとなおさら魅力的に感じ、その土地の機関車との組み合わせが楽しみになる。前出のような磐越西線なら、当たり前のようにED77が牽引し目的地を目指し、非電化区間ならディーゼル機関車の登場となるのだ。

現代に置き換えれば、この手の客車列車は無いも同然だから、機関車との組み合わせを楽しむことは出来なくなり寂しい限り。今言うところの「ネタ列車」に当たるのだと思うが、最近では、こうした旅客の臨時が消滅した代わりに、工臨や甲種回送などの列車がターゲットになってるのだろう。珍しい列車好きなファンも多いと思うが、日常の光景があっての珍列車であることを忘れてはいけない。アントンKも当時から、こういった珍しい列車も好んでいたが、趣味を重ねるうちに鉄道の持つ本来の姿や情景の方が心に突き刺さることに気づいた。何の変哲もない普通の光景こそ、画像の中に想いが宿る気がしてならないのだ。

朝から悪天候にたたられ、意気消沈したものの、予定通りカメラを向けて撮影したお座敷列車。これは、高崎区の「やすらぎ」編成だが、この日は上信電鉄内まで乗り入れてから、高崎線を上っていった。地元の客車とは言え、上信電鉄にお座敷列車が入線するのは当時珍しく、雨に濡れながらシャッターを切ったことを思い出している。有効長の関係からか、6両編成の「やすらぎ」は、4両で切られているが、この後高崎から増結して走っているはずだ。こんな悪条件だが、やはり凸型デキの重連けん引は魅力的。もっとしっかり撮影したかった。

1992-07-14  6714ㇾ  デキ重連  上信電鉄:根小屋-南高崎にて

 



最新の画像もっと見る

コメントを投稿