客車急行全盛の時代から10系客車が好きで、将来は模型で編成を組んで楽しみたいと思いつつ数十年が過ぎてしまった。アントンKが鉄道撮影を始めた時代(1976年以降)、全国の10系客車は徐々に減少していった。今見返すと、全く大した記録も出来ず誠に残念至極だが、上野駅地上ホームにずらりと並んだ10系寝台車の独特の雰囲気は今でも忘れることは無い。何回かの乗車も叶ったが、その時は乗るより撮る方が良かった記憶が残っている。当時客車不足だったのか、10系寝台を連ねた東海道線の団臨を何度か見かけた記憶もあり、まだスタイルの綺麗なEF58が日中堂々と走る姿は目に焼き付いている。
さてここでは、比較的最後まで残った10系寝台車を編成に組んだ急行「津軽」を掲載しておく。かなりいい加減な画像で情けないが、この時普通座席車が12系化しているのを見てがく然とした記憶が蘇る。それでも機関車の次位からマニ+スロ62+オロネ10+スハネ16と続く編成美は大好きで、その後も何度か撮影に出ている。栗橋の大カーブを往く急行「津軽4号」。冬の日差しを車体一杯に受け東上する姿は、華やかなブルトレとは、また一味違う渋い編成美であり、どこか郷愁を感じる美しさだ。
1978-12-30 406ㇾ EF5870 津軽4号 東北本線:古河-栗橋
1985年頃の夏に、上野駅から夜行の急行で北海道を目指し、帰りも夜行で秋田や尾花沢などを通りました。
その時の列車が津軽とか八甲田だったような気がするのですが。連絡船も八甲田ってありましたよね?
行きは、朝の車窓に岩木山が素晴らしかったことしか覚えていません。
どういう列車に乗ったのかなと思いながら、今はもうなかなかできない乗り鉄に憧れています。
「津軽」に思わず反応してしまいました☺️
楽しんで下さい!