不要不急の外出を避け、自宅に籠もる時間が増えているアントンK。こんなに歳を重ねてきたにもかかわらず、過去経験のない事態に陥り、とても不安な毎日が続いている。自分たちのことは、もう置いといてもこの際いい。それより若い世代の子供たち孫たちのことを想うととても心配になってしまうのだ。近所に花々が咲き誇り、穏やかな春の日差しを感じると、今年はどこかやるせない気持ちで一杯になる。一日でも早く事態の終息を願いたいものだ。
そんな状況だから、孫運用も日々増加傾向である中、ブルトレの玩具で遊んでいた時、我が愛孫が本物が見たいと言い出した。これには、誤魔化しようがなく対応に行き詰ってしまい、いささか考え込んでしまった。どんなに写真やビデオを見せても、あの臨場感はホンの少ししか伝わらないだろう。そう思うと可哀そうに思えてしまうのだ。こんな世の中だからかもしれないが、どうも昔の方が良い時代だったと思えてならない。スマホやPCが無くたって、一つ一つが記憶の中で輝いて見えるのだ。ま、それだけ歳喰った証拠だとも思えるが・・
今回は、東海道ブルトレの最も輝いていた時代、EF65P型けん引の「出雲」。長年鉄道撮影を続けていたアントンKではあるが、EF65P型のブルトレの記録は、ロクなものが残っていない。今思えば駆け出しの時代にあたり失敗も数知れず・・その反動が後のPF時代へと生かされたと思っている。でも被写体は、今見ても一番風格があり威厳を感じる。時代を越えて愛孫にも「重厚な走り」を見せてやりたかった。
1978-08-02 2002ㇾ EF65542 出雲 東海道本線:大森付近
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