アントンK「趣味の履歴簿」

趣味としている音楽・鉄道を中心に気ままに綴る独断と偏見のブログです。

西線を行く国鉄時代のロクヨン

2019-05-07 20:00:00 | 国鉄時代(モノクロ)

3月のダイヤ改正前は、中央西線の貨物列車狙いで機関車ファンが随分集まったと聞く。連日のように国鉄色の機関車のペアが重連で走行したとのことで、今となっては大変貴重なシーンとなったことだろう。また冬季シーズンに運転される朝の下り列車(6883レ)がダイヤ改正で消滅するとの噂が流れ、ファンにさらに拍車をかけたとのこと。実際今では、朝の下り列車は、ダイヤ上無くなっているように思える。アントンKは、このシーズンほぼ素通りしてしまったので、また次期シーズンに入った時どうなるか見守っていきたい。

アントンKが、初めて中央西線を訪ねたのは1983年のこと。自分の物差しでは、撮影を始めてからは大分時間が経ってからということになる。当時の西線は、L特急に381系しなのが走り回り、貨物列車はEF64の0番台という比較的地味な路線だった。学生時代、諸先輩方から、西線のデゴイチの素晴らしさについて何度も体験談を伺い、西線そのものの魅力を植え付けられ、自分が初めて行った時、そんな話を思い出しながら沿線を旅したことを思い出す。

掲載写真は、初めての訪問で撮影したEF64による解結貨物列車。現在のように石油列車ではない2軸貨車を連ねた編成で、いかにも今見ると国鉄時代を印象付ける。3月なのにまだ雪が多く残っており、やはり木曽路は山の中のイメージだった。やってきたのは、EF64でも後期型に属する72号機。先日ネット上を賑わせた37号機からすると、随分大人しい顔つきだが、そこはやはりロクヨン!ブロア音を響かせながら山あいをやってくる姿は力強かった。

1983-03-19   861ㇾ  EF6472           中央西線:原野付近にて



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