今年は鉄道開業150年という節目にあたり、この時点で全国的に数々の企画の発表がされている。かろうじて残存している185系電車を使った新幹線リレー号が計画されているようだし、特急「ひばり」、特急「はつかり」の特別運転もあるようで、何時になく活気づいてきた印象を持った。中でも、新幹線E2系電車の200系新幹線塗色化には、当時を彷彿とさせるイメージが湧いてきて、今から楽しみなのだ。
方や、鉄道各社の決算発表が相次ぎ、コロナ不振からか存続の危機とされる多くの路線が明白になった。特に地方ローカル線の衰退は、さらに顕著となりとても不安に思う。今後、日本の鉄道における原風景は、ますます消滅してしまうことを思うと、どこかやり切れなく心がざわついてしまうのだ。
掲載写真は、登場時これが485系?と思うほどショッキングな姿でデビューしたリニューアル車3000番台。新幹線からのリレーで津軽海峡を渡り函館まで走った特急「はつかり」号を掲載しておく。黄色の派手顔に大きく形式がレタリングされているのは、当時見初めだったと思われる。今年運転予定のリバイバル特急も、現在のE653系での運転らしいが、当時を回顧できるような心境を感じられるだろうか。
1999-04-30 485系3000番台 はつかり JR北海道/ 釜谷付近
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