今回のダイヤ改正で一番の目玉は、やはり北陸新幹線の延伸だろう。金沢と敦賀の間が新しく開業となり、東京から一気に敦賀までの移動が可能になるのだ。東京から終点敦賀まで乗車する方がどのくらいいるのかという空論はさておき、やはり最速3時間ちょっとで移動できる事実には、隔世の感は否めない。自分も含めて、さらに時代に取り残されていく感覚がどこか寂しく感じる。
まだ北陸新幹線が開業前は、最後の特急王国、特急街道として北陸本線は鉄道ファンには人気が集まっていた。国鉄時代の東北、上信越線のごとく、「雷鳥」「しらさぎ」が絶えず走り、当時最長距離を走る「白鳥」や速達特急の「かがやき」「きらめき」などが懐かしく思い出される。在来線である北陸本線は、すでに寸断されてしまっているが、どのくらいJR線として存続していくのだろう。考え出すと興味が尽きない。
今回は、北陸線で最もポピュラーだった特急「雷鳥」485系電車。現在は、後継の681系列になっているが、アントンKには馴染みが薄いので、国鉄ボンネット型特急電車を掲載しておく。今見ても、美しく気品を感じるボンネット型。しかし東北筋に比べて、スカートが大きく切り取られていて、残念だったことを思い出している。
1991-04-13 485系 雷鳥 北陸本線:北鯖江付近
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