春のダイヤ改正を迎え、沿線各地が賑わいを見せているようだ。新たに生まれた列車を中心にニュースになっているようだが、その影でひっそりと消えていく列車、車輛たちも多い。
その中の一つである、伯備線の特急電車381系も連日の賑わいをみせているようだが、今後ますますこの傾向が続くのだろう。どうかマナーを厳守した行動を励行してほしい。アントンKはというと、昔からどうもへそ曲がりのようで、ファンの集まるところには行かない傾向がある。6月で引退すると発表された381系も、自分の中では、381系と言えば特急「しなの」となり、特急「やくも」は、キハ181系の方がしっくりきてしまう年代なのだ。もちろん、沿線には何度か出向いたことがあるからで、久々に登場した国鉄色には多少興味が沸いていることも事実だ。
この381系電車も、「しなの」から始まり「くろしお」や「北近畿」など使用実績があるが、振り子式電車として、山あいの連続カーブをスルスルと走り抜けていた中央西線こそベストマッチだと未だに思っている。
掲載写真は、その中央西線をいく特急「しなの」381系電車。木曽路は山が深いと言われるが、列車と山の稜線をフレーミングするのに、いつも苦労していたことを画像から思い出している。速度を落とすことなく、振り子を効かせながら、車体を傾けてやってくる381系は、アントンKをいつも魅了していたのである。
1983-03-19 381系 しなの 中央西線:須原付近
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