週末は、日本海縦貫線までJR貨物のEF81の撮影に行ってきた。
来月をもって富山のEF81、つまり裏日本を走破するEF81牽引の貨物列車は引退すると聞いた。この日本海縦貫線をEF70現役の頃から本格的に撮影してきたアントンKにとっては、いよいよ切迫感のような張りつめた気持ちになっていた。当時、交流機だったEF70を次々追いだしていった交直流機のEF81の印象だったから、未だに若く万能なイメージがあるのは、今となっては時代錯誤か。近年、実際にパーイチに接してみると、過酷な仕業のためなのか、見るに堪えない御姿を露呈している。かつての縦横無尽に裏日本を闊歩している華やかなイメージは無かった。
GWが終わり、ここのところまるで限定運用のように富山と吹田の間を行き来している富山のパーイチだが、機関区の50周年を記念してヘッドマークを装着して走行している。こんなこと一つにも、現場の方々のパーイチへの想いが伝わるが、同じパーイチでもカシオペア牽引の81号機はピカピカに磨かれ、今後の余生も大事にされてまだ活躍していくことを思うと、何とも切ない気持になってしまった。
2016-05 EF81721 JR西日本/北陸本線:加賀温泉にて
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