ゴハチ狙いでよく行っていた三島-函南の撮影地、通称竹倉の築堤。昔から富士山をバックに東海道線を撮影出来る名撮影地として有名で、アントンKも雑誌等で拝見し憧れていたポイントだった。しかし実際現場に立つと、結構角度が限られていて撮りづらいかった思い出がある。そして富士山を背景に撮影するということの難しさもこの時思い知ったのだ。ここまで気象を気にかけて何回も撮影したことなど無かったからだ。
掲載写真は、日の出からこのポイントで撮影していたものの、富士山頂付近に雲が沸き出し、定番構図は諦めてポイントを他へと展開した時のもの。もっとも、「みずほ」の時間では、定番構図では日照の角度が悪く、いつも移動していた記憶がある。続行でやってくる「さくら」とともに、富士バックの画像が少ないのはこの理由からなのだ。しかしご覧の通り、沿線のポールはまだ木製ポールが残っていて、実に景色に溶け込み味わいがあった。これは今でこそ思えることで、当時は決してそうは考えていなかったと思う。
左右の白ステップは、東機カマ(東京機関区)の証。スノープロウが無くとも凛々しく深い品性すら感じることができるEF65PFは、登場2~3年目の絶好調の時期だろうか。白帯を連ねた14系寝台車も懐かしい。
1981-12-03 6ㇾ EF651098 みずほ 東海道本線:三島-函南
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