杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

グリーン・ホーネット

2011年01月26日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2011年1月22日公開 アメリカ 

幼くして母を亡くし、新聞社の創業者である父に厳格に育てられたブリット・リード(セス・ローゲン)は反動から、絵に描いたような放蕩息子に成長。ところがある日、父ジェームズ・リード(トム・ウィルキンソン)が蜂に刺され死亡したことから突然、社長の座に就く。我儘な彼が気に入っていた珈琲を淹れていたのが父の運転手カトー(ジェイ・チョウ)と知ったブリットはカトーから父のもう一つの顔を持っていたことを知らされ、気が合った彼らは、ロスの街の悪党を一掃する悪のヒーローになることを決めた。天才発明家でもあるカトーが作ったハイテク装置満載の自動車“ブラック・ビューティー”に乗り、グリーンのスーツとマスクを着けたブリットとカトーは、“グリーン・ホーネット”(緑のスズメバチ)と名乗り、悪党たちを倒してゆく。そこには、ブリットの美人で有能な秘書レノア・ケース(キャメロン・ディアス)の協力もあった。そんなとき、父の急死に暗黒街の王ベンジャミン・チュドノフスキー(クリストフ・ヴァルツ)が絡んでいることを知った2人は、警察、検察、新聞社、暗黒街すべてを欺く大死闘に立ち上がる。

普通に観終わって、感想書こうとチラシ見たら・・あれ?これ3Dやってるんだ?(^^;
今日観たのは2D版、というかこのシネコンでは3Dやってないじゃん。
3Dではカトーの脳内が『カトービジョン』として映されるらしいけれど、別に2Dでも支障なかったから、いいか~~笑
日本ではブルース・リーの出世作(テレビ版でカトー役を演じた)とも言われているそうですが・・知らなかったわ(汗)。

甘やかされたダメ息子が偉大な父に反発してダーティヒーローになろうとするというのも、ただの運転手が実は天才発明家で喧嘩の達人というのも、いかにもアメコミらしい発想。
父の銅像の首を切り落としに行った際、悪党に襲われているカップルを助けたことからヒーロー気分になり、街のギャング相手もやっつけちゃえってそんな無謀な!!
でも何とかなっちゃうのが凄いね♪

権力に屈していた父親が正義を取り戻そうとした矢先に殺されたのだと知り、復讐に燃えるブリットはまさにヒーロー・・かと思いきや、しっかり落とし所があったりして、ユーモアセンスも随所にあって面白かったです。

2人とも基本的には女好きで、秘書のレノアにお熱ですが、彼女の方は何とも思ってないというのもヒーローもののお約束を外していて楽しい。
見所はブラック・ビューティーの装備の数々とカトーのアクション、それにデイリーセンチネル新聞社での派手な闘争シーンです。あんなに滅茶苦茶に壊しておいてどう辻褄を合わせるのかと思ったら、そこは聡明な秘書がちゃんと解決策を講じてました。

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デュー・デート 出産まであと5日!史上最悪のアメリカ横断

2011年01月26日 | 映画(劇場鑑賞・新作、試写会)
2011年1月22日公開 アメリカ 95分

初めての赤ちゃん誕生を5日後に控えたピーター(ロバート・ダウニー・Jr)は、妻(ミシェル・モナハン )の出産に立ち会うため、仕事先のアトランタから自宅のあるロサンゼルスへ飛行機で向かおうとしていた。ところが妙な男と袖摺りあったばかりにテロリストと疑われ、搭乗拒否になる。荷物も財布も身分証も飛び立った飛行機の中。困惑し怒り心頭のピーターの前に、トラブルの原因になった男イーサン(ザック・ガリフィアナキス)が車に乗って現れ、大陸横断を持ちかける。自称23歳のイーサンは俳優志望で、エージェントに会うためにハリウッドへ向かう途中だった。他に選択肢もなく渋々助手席に乗り込んだピーターだったが、フレンチブルドッグのサニーと一緒で、父親の遺灰をコーヒー缶に入れて持ち歩き、ワッフルアレルギーなのにワッフルを注文して咳き込み、ちりちりパーマにいけてないファッションセンスのイーサンと気が合おう筈もなく、しかもイーサンは史上最悪のトラブルメーカーだった……。

真面目だけど切れやすいピーターと善いヤツなんだけど変ちくりんなイーサンという対照的な2人が、アトランタからロスまでの長距離を共に旅することになって巻き起こる騒動を描いたトラブルロードムービーです。

大陸横断を誘っておいて大麻を買って所持金がなくなったイーサンに呆れ、ピーターは妻から送金してもらおうとしますが、身分証がない(^^;仕方なくイーサン名義でと思ったら、彼は芸名を名乗っていたのでやっぱり証明できず、おまけに窓口の職員を怒らせて袋叩きに遭う始末。イーサンに運転させれば居眠りして車が大破しまたまた怪我させられる。親友ダリル(ジェイミー・フォックス )に車を借りた時も妻との仲を疑わせるような発言をするし、車内で大麻を吸って間違えてメキシコに出てしまった際は、ゲートで朦朧としてるピーターを置いて逃げてしまうし、果ては彼に銃で撃たれたりと、ピーターに限りなく災難のループが続きます。

3200kmの道中とはいえ、あれだけトラブルが降りかかってきたら、ピーターじゃなくても怒りが爆発しそうです。(もっともピーターがキレやすいのも原因の一つなんだけどね)ですから彼は途中でイーサンを置き去りにして一人でロスへ行こうとします。けれど、車内にイーサンの父の遺骨の入ったコーヒー缶を見つけてそれを捨てることが出来ずに、結局ドーナツと珈琲を買って戻ってくるの。基本的には善い人なんだね。

そしてイーサンの方も決して極悪人ではありません。むしろ善意の人間です。
メキシコで捕まったピーターを助けに戻ったイーサンの活躍?で無事に逃げ出せた二人は、
グランドキャニオンで散骨して友情が!・・と思ったら、告白ごっこで振り出しに戻ったりもしますが、ともあれ何とか妻の待つ病院に駆けつけ、結果オーライ・・・ってあんな追跡劇やら大騒動を起こしておいて一件落着ってのがすごい(^^;

こんなトラブルメーカー=疫病神とお友達にはなりたくないけれど、映画なら思いっきり笑えるね。ダリルの淹れた珈琲の件は笑ってはいけないかもですが・・最高でした☆☆☆

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