2009年10月10日 112分
最愛の一人娘・絵摩が、少年達によって、凌辱され殺された。謎の密告電話により、失意のどん底に落ちていた父親・長峰重樹(寺尾聰)は、犯人を知ることになる。「我が国の法律では未成年者に極刑は望めない!」復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親は自ら犯人を追う―。「警察は市民を守っているわけじゃない。警察が守ろうとしているのは、法律の方ってことですか」娘を殺された父親の気持ちと残酷な犯罪を繰り返す少年を守るかのような少年法の狭間で揺れる刑事・織部孝史(竹野内豊)と真野信一(伊東四朗)。それぞれの苦悩と葛藤が交差し、事件は予想外の結末を迎える。
東野圭吾の同名小説が原作です。
長峰に密告電話をかけたのは、犯人達のパシリをしていた中井誠です。彼は犯人である伴崎敦也や菅野快児を長峰に殺させることで自分の保身を図ったのです。相当な卑怯者とも言えるかな
それでも彼はお咎め無しなの?
警察も、犯人と繋がる中井をただ泳がせるだけで携帯履歴も調べない、長峰の家の留守電も放置なんてちょっとあり得ない気もするんですが・・
そもそも長峰の携帯から所在割り出すことも可能なんじゃないのぉ?
とにかく、寺尾さんの演技が凄い
愛娘を喪った悲しみ・苦しみ・絶望感が全身から滲み出ていて、犯人の一人である伴崎のアパートでビデオを見てショックを受けた様子や、彼を殺す時の躊躇いのない憎しみなどもはっきり伝わってきます。少女が殺される様子は全編を通して具体的な映像として出て来なかったのは救いです。実はそういうシーンがあったら嫌だなぁと思って劇場へは行けなかったのですもの
若手刑事の織部が捜査に疑問を持つ様子は、原作ではもっと詳細にその矛盾点が描かれているのでしょうけれど、時間の限られる映像の中では読み取るのが少し難しいかな
彼が長峰に情報を漏らすのも刑事としてありえね~ぞ
長野のペンションの父娘がとった行動もそれぞれの立場から長峰を思い遣った結果でしょう。私はやはり娘の方を支持するけど・・・。(原作と違って長峰は銃の扱いは素人という設定なので、この父の方が銃の使い方を教える場面が挿入されています。)
「予想外の結末」は何となくそうじゃないかなぁという展開ではありました。
長峰の行為は果たして「彼」の中に恐怖や反省、後悔を惹起したのでしょうか?
気になるところです。
最愛の一人娘・絵摩が、少年達によって、凌辱され殺された。謎の密告電話により、失意のどん底に落ちていた父親・長峰重樹(寺尾聰)は、犯人を知ることになる。「我が国の法律では未成年者に極刑は望めない!」復讐が何も解決しない虚しい行為だと分かっていながら、父親は自ら犯人を追う―。「警察は市民を守っているわけじゃない。警察が守ろうとしているのは、法律の方ってことですか」娘を殺された父親の気持ちと残酷な犯罪を繰り返す少年を守るかのような少年法の狭間で揺れる刑事・織部孝史(竹野内豊)と真野信一(伊東四朗)。それぞれの苦悩と葛藤が交差し、事件は予想外の結末を迎える。
東野圭吾の同名小説が原作です。
長峰に密告電話をかけたのは、犯人達のパシリをしていた中井誠です。彼は犯人である伴崎敦也や菅野快児を長峰に殺させることで自分の保身を図ったのです。相当な卑怯者とも言えるかな




とにかく、寺尾さんの演技が凄い


若手刑事の織部が捜査に疑問を持つ様子は、原作ではもっと詳細にその矛盾点が描かれているのでしょうけれど、時間の限られる映像の中では読み取るのが少し難しいかな


長野のペンションの父娘がとった行動もそれぞれの立場から長峰を思い遣った結果でしょう。私はやはり娘の方を支持するけど・・・。(原作と違って長峰は銃の扱いは素人という設定なので、この父の方が銃の使い方を教える場面が挿入されています。)
「予想外の結末」は何となくそうじゃないかなぁという展開ではありました。

長峰の行為は果たして「彼」の中に恐怖や反省、後悔を惹起したのでしょうか?
気になるところです。
