杏子の映画生活

新作映画からTV放送まで、記憶の引き出しへようこそ☆ネタバレ注意。趣旨に合ったTB可、コメント不可。

空飛ぶペンギン

2012年08月20日 | 映画(DVD・ビデオ・TV)
日本未公開 アメリカ 95分

敏腕不動産デベロッパーのトム・ポッパー(ジム・キャリー)。彼は仕事最優先の日々を過ごした結果、妻と子供たちに見限られ家庭崩壊の危機に陥っていた。ある日、彼は音信不通だった父親から本物のペンギンを遺産として相続することに!彼はあらゆる手段を尽くして南極へ送り返そうとするのだが、大暴れするペンギンたちに悪戦苦闘する。そんな中、彼の元を訪れた別居中の家族にペンギンを隠していたことがバレてしまう。しかし、子供たちはペンギンたちに大興奮!そんな子供の姿を見たトムは父の威厳を取り戻すべくペンギンたちとの共同生活を始めるのだが…。仕事か?家庭か?ペンギンか?!そして、父が残したペンギンの意味とはいったい!?

ジム・キャリーのコメディは久しぶりで、登場した時思わず「あれ~~?誰だったっけ??」と思ってしまったほどでもこの特徴ある動きとセリフはまさにジムだ 

トムの父親は世界中を飛び回っていて無線が二人を結ぶ重要アイテムでしたが、ある年を境にぷっつり音信が途絶えてしまいます。それから時が過ぎ、大人になったトムは仕事にかまけて家族を顧みなかったせいで別居の憂き目にあっています。そんなトムに父の死の知らせと遺言が届くのです。その中身とは・・・何と一匹のペンギン

いや、絶対そんな方法(チルド便)で送られて来ないからしかもあんなに簡単に解凍されないし。な~~んて突っ込みながらもあまりの愛らしさにもうストーリーなんてどうでもいいからずっとペンちゃん見てたくなりました。
しかも途中から6匹に増えちゃってるし 

このペンギンたちのキャラも一人・・いえ一匹ずつ違います。最初の子はキャプテン、すぐ喚くのや、おバカな子、オナラっ子、噛みつきっ子、甘えっ子といった具合。
初めは大混乱で何とか送り返そうとしたり、しかるべきところに引き取ってもらおうとしますが、息子のビリー(マックスウェル・ペリー・コットン)の誕生祝いの贈り物と勘違いされたことから、家族の絆を取り戻そうと奮闘するうち、ペンギンたちとの生活を楽しむようになるのです。部屋を0度以下にして雪を持ち込み、コートや手袋をして暮らすなんてちょっとあり得ないけどね~~でもこのシーンがまた実に楽しそうです。

娘のジャニー(マデリン・キャロル)はBFのことで悩み多きお年頃。トムはただありきたりな助言をするだけでしたが、本当は父親にちゃんと話を聞いて欲しいだけなのだと妻のアマンダ(カーラ・グギノ)に指摘されるの。
仕事でヴァン・ガンディ夫人(アンジェラ・ランズベリー)のレストランを買収して建て替えを命じられていたけれど、実はそのレストランはこどもの頃の父や母との団欒の思い出の詰まったお店だったりと、人間関係のエピソードも事欠きません。

そのうちペンギンたちは卵を抱え、雛も生まれちゃう。ところが彼らを狙う動物園の職員の悪企みでペンギンズはトムから引き離されちゃうんですね~~。元の仕事人間に戻ったかにみえたトムですが、本当に大事なものに気付いて行動を起こす。そしてペンギンズと愛する家族を取り戻すの。

題名の「空飛ぶペンギン」はこの時の脱走劇で、キャプテンがグッズ売り場のグライダーを背負って飛んじゃうところから付けられたのかな
家族と一緒にペンギンズを故郷に連れ帰るラストも良い感じ
何故日本公開なかったのかな~~

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