2016年6月1日公開 アメリカ 108分 R15+指定
タクシーに乗って目的地へ急ぐ全身真っ赤なコスチュームの男。運転手に“デッドプール”と名乗ったその男が到着したのは、ハイウェイの上。デッドプールは、そこで宿敵への復讐を果たそうとしていた……。その2年前。かつて特殊部隊の有能な傭兵だったウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は第一線を引退後、好き勝手に悪い奴を懲らしめ、金を稼ぐというヒーロー気取りの生活を送っていた。そんなウェイドが一夜の相手として知り合ったのが、娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)。最初のベッドインがあまりに完璧だったため、2人は1年間の同居を経て結婚を決意する。幸福な未来が待っていると思ったのも束の間、原因不明の痛みに襲われたウェイドに医師が下した診断は、全身にガンが転移しているという事実だった。余命わずかとなり、激しく落ち込むウェイド。そこへ、末期ガンが治療できると声を掛けてきた男がいた。ウェイドはその男から、ある施設へ案内される。そこで行われていたのは、余命宣告を受けた者たちに人体実験を施し、肉体改造を経て戦闘マシンとして売り飛ばすという恐ろしいプロジェクトだった。施設を仕切るのは、自らも無敵の肉体を手に入れたエイジャックス(エド・スクライン)。様々な実験を重ねて改造されたウェイドは、やがてどんな攻撃を受けても回復できる肉体を手に入れる。怒りが収まらない彼はエイジャックスとの激しい戦いの末、施設から逃亡。だが、実験で全身の皮膚がただれてしまい、ヴァネッサに素顔を見せる勇気がなかった。その顔を隠すため、自ら作ったマスクを被って“デッドプール”と名乗り、エイジャックスを探し始める。元の肉体を手に入れ、もう一度、ヴァネッサと幸せな生活を送りたい……。ウェイド=デッドプールは強い感情に突き動かされ、エイジャックスへの手がかりを見つけては、次々と敵を倒してゆくが……。(Movie Walkerより)
マーベルコミック「X-MEN」シリーズのスピンオフで、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場した毒舌家で自己中心的なアンチヒーロー・デッドプールが主役のアクションエンタテインメントです。
能天気で無責任、口から出るのは毒舌ばかり。すぐにブチキレるが美女には弱く、自分を「俺ちゃん」と呼び、戦うのはあくまでも自分(または報酬)のためという正義感ゼロのアンチヒーローなのに、なんか憎めないのよね。
戦闘の最中も、おしゃべりしまくりでカメラ目線で観客に語りかけるというのも今までにないパターンです。
末期癌は治ったけれど、醜く変貌した容姿を気にして恋人の前から姿を消したウェイドは、自分を改造したエイジャックスを見つけ出して元の容姿に戻してもらおうとしますが、そもそも騙されて実験に参加させられたんですから、「元に戻る」という言葉だって嘘ってことに気付けよ~~
そして外見が変わったくらいで愛情を失うと思うなんて恋人に失礼だぞ
とエンディングの彼に言ってやりたい
劇中のアクションはかなり激しくアクロバティックです。
彼が注射されたのはウルヴァリンから抽出されたヒーリング・ファクターということで、『X-MEN』シリーズとのつながりもあります。デッドプールの監視役としてコロッサス(皮膚を金属に変えることができる)と彼が指導しているネガソニック(核弾頭並のパワーを持つ火の玉少女でクールで皮肉屋のティーンエイジャー)が登場します。デッドプールがプロフェッサーの屋敷を訪れてのたまう毒舌には爆笑です
他にも過去の映画からの引用ネタもふんだんにあり、映画通には嬉しいかも
エイジャックスの本名はフランシス(洗礼名)と言い、本人はその可愛らしい名前を嫌がっているようで、デッドプールはからかいネタとして口にし怒らせるところがまたガキみたいで笑えます。片腕の怪力女の名がエンジェルというのも洒落が効いてるね
ウェイドの親友ウィーゼルを演じているT.J.ミラーは「シークレット・ウィンドウ」の頃のジョニーを思わせる風貌で個人的にツボでした
お行儀の良いヒーローの悩む姿より、自己中我儘男のアンチヒーローに親しみを感じるってちょっとどうかとも思うけれど、楽しかったから、ま、いっか~~!
タクシーに乗って目的地へ急ぐ全身真っ赤なコスチュームの男。運転手に“デッドプール”と名乗ったその男が到着したのは、ハイウェイの上。デッドプールは、そこで宿敵への復讐を果たそうとしていた……。その2年前。かつて特殊部隊の有能な傭兵だったウェイド・ウィルソン(ライアン・レイノルズ)は第一線を引退後、好き勝手に悪い奴を懲らしめ、金を稼ぐというヒーロー気取りの生活を送っていた。そんなウェイドが一夜の相手として知り合ったのが、娼婦のヴァネッサ(モリーナ・バッカリン)。最初のベッドインがあまりに完璧だったため、2人は1年間の同居を経て結婚を決意する。幸福な未来が待っていると思ったのも束の間、原因不明の痛みに襲われたウェイドに医師が下した診断は、全身にガンが転移しているという事実だった。余命わずかとなり、激しく落ち込むウェイド。そこへ、末期ガンが治療できると声を掛けてきた男がいた。ウェイドはその男から、ある施設へ案内される。そこで行われていたのは、余命宣告を受けた者たちに人体実験を施し、肉体改造を経て戦闘マシンとして売り飛ばすという恐ろしいプロジェクトだった。施設を仕切るのは、自らも無敵の肉体を手に入れたエイジャックス(エド・スクライン)。様々な実験を重ねて改造されたウェイドは、やがてどんな攻撃を受けても回復できる肉体を手に入れる。怒りが収まらない彼はエイジャックスとの激しい戦いの末、施設から逃亡。だが、実験で全身の皮膚がただれてしまい、ヴァネッサに素顔を見せる勇気がなかった。その顔を隠すため、自ら作ったマスクを被って“デッドプール”と名乗り、エイジャックスを探し始める。元の肉体を手に入れ、もう一度、ヴァネッサと幸せな生活を送りたい……。ウェイド=デッドプールは強い感情に突き動かされ、エイジャックスへの手がかりを見つけては、次々と敵を倒してゆくが……。(Movie Walkerより)
マーベルコミック「X-MEN」シリーズのスピンオフで、「ウルヴァリン:X-MEN ZERO」に登場した毒舌家で自己中心的なアンチヒーロー・デッドプールが主役のアクションエンタテインメントです。
能天気で無責任、口から出るのは毒舌ばかり。すぐにブチキレるが美女には弱く、自分を「俺ちゃん」と呼び、戦うのはあくまでも自分(または報酬)のためという正義感ゼロのアンチヒーローなのに、なんか憎めないのよね。

末期癌は治ったけれど、醜く変貌した容姿を気にして恋人の前から姿を消したウェイドは、自分を改造したエイジャックスを見つけ出して元の容姿に戻してもらおうとしますが、そもそも騙されて実験に参加させられたんですから、「元に戻る」という言葉だって嘘ってことに気付けよ~~



劇中のアクションはかなり激しくアクロバティックです。
彼が注射されたのはウルヴァリンから抽出されたヒーリング・ファクターということで、『X-MEN』シリーズとのつながりもあります。デッドプールの監視役としてコロッサス(皮膚を金属に変えることができる)と彼が指導しているネガソニック(核弾頭並のパワーを持つ火の玉少女でクールで皮肉屋のティーンエイジャー)が登場します。デッドプールがプロフェッサーの屋敷を訪れてのたまう毒舌には爆笑です

他にも過去の映画からの引用ネタもふんだんにあり、映画通には嬉しいかも

エイジャックスの本名はフランシス(洗礼名)と言い、本人はその可愛らしい名前を嫌がっているようで、デッドプールはからかいネタとして口にし怒らせるところがまたガキみたいで笑えます。片腕の怪力女の名がエンジェルというのも洒落が効いてるね

ウェイドの親友ウィーゼルを演じているT.J.ミラーは「シークレット・ウィンドウ」の頃のジョニーを思わせる風貌で個人的にツボでした

お行儀の良いヒーローの悩む姿より、自己中我儘男のアンチヒーローに親しみを感じるってちょっとどうかとも思うけれど、楽しかったから、ま、いっか~~!