2016年6月18日公開 98分
初回9:30開映、ライブビューイング終了11:48
心に傷を抱える零(藤ヶ谷太輔)とキラ(飯豊まりえ)は、海辺で出会い、互いに惹かれ合っていった。そこへ、零の亡き弟・聖と親友だった牧生(窪田正孝)が転校してくる。零とキラの良き理解者のように思えた牧生だったが、彼は零に特別な感情を抱いていた。牧生は零に執着するあまり、二人を引き裂こうとする。辛い過去を突き止められ、深く傷つくキラ、狂おしいほど零への思いを募らせる牧生、キラを守ろうとする零。3人の運命が絡み合っていく。(Movie Walkerより)
惣領冬実のコミック「MARS」を藤ヶ谷太輔と窪田正孝のダブル主演で実写化したテレビドラマの劇場版です。少女漫画を卒業してかなりの年月が経っている身には少々敷居が高い内容ですが
窪田君観たさにTVドラマからずっとお付き合いしていました
生舞台挨拶は行けなかったけれど、代わりに初回上映とその後に全国100か所で中継されたライブビューイングを観てきました。
藤ヶ谷、窪田、飯豊まりえ、山崎紘菜、稲葉友、耶雲哉治監督の6名が登壇し、のどを痛めている山崎さんをかばう窪田君や、はちみつを持参した監督など、仲の良い場面も多々見受けられ、和やかで楽しい挨拶でした。
窪田君のテンションはかなり高く、サプライズで登場した砂の城(海岸で零とキラが作ってました)を模したケーキ(ごま味だとか
)を前にこのシーンのセリフを二人に再現させる無茶ぶりをして、自らは🎬役を買って出たり、稲葉君の挨拶に茶々を入れたりして会場を笑わせていました。これって本人かなり緊張している反動なんじゃないかなと見たんですが
ドラマでは、零とキラの良き理解者然と見えた牧生がその本性を現すところで終わっていて、映画では、牧生の反撃と言うか、本領を発揮する展開になります。牧生が零に抱いている気持ちはBLなんかじゃなくて、純粋に零の暴力的な面を崇拝しているという点でサイコパスとも違うという・・・いや、それをサイコと言うんじゃないかとも思うんだけど
窪田=牧生は、無邪気な笑顔で残酷なことを言ったりしたりするのよね
演じる上で敢えて暴力的な顔はしないよう心掛けたらしいですが、いっそ純粋過ぎる危うさが逆に恐さを増幅しています
零に対する気持ちを明らかにしてからの牧生の行動が、どんどんエスカレートしていくのも恐いよ~
キラの過去を調べてそれをネタに二人を引き裂こうとして、美術室ではぶっ飛ばされて首を絞められ、廃ビルでは何度も殴られる牧生ですが、その時の恍惚顔がまた彼の狂気を浮き上がらせています。(ちょっとデスノのKIRAっぽかったりするんだけど)
かと思うと、女子高生にぶつかったお婆さんが落としたリンゴを拾ってあげる優しさ(謝るどころか邪魔扱いした女子高生の方は突き落としちゃうんですが
)もあったりして、牧生にもちゃんと正義感はあるんだけれど、それが普通の人から見たら歪んでいるんだということも示されます。
最期は完全にイッちゃってる感がありました
本筋である零とキラの恋愛模様に関しては、お互いの傷を受け入れて生まれ変わるという恋愛の王道スタイルです。キラのために流す零の涙は監督じゃないけど「美しかった」です
零とキラ、そして牧生は本質的なところで似ていますが、愛する人を得て弱さを強さに変えることが出来た零やキラと、その弱さが許せなかった牧生という意味では真逆でした。
予告で煽っていた「撃的なラスト」は実は本当のラストじゃなくて、その一年後が描かれるあたりは後味的にも少女漫画的にもOKかな
ちゃ~んと冒頭に伏線も用意されてたしね
(ん~~牧生ちゃんはきっと○○の中なんだろうけど
)
初回9:30開映、ライブビューイング終了11:48
心に傷を抱える零(藤ヶ谷太輔)とキラ(飯豊まりえ)は、海辺で出会い、互いに惹かれ合っていった。そこへ、零の亡き弟・聖と親友だった牧生(窪田正孝)が転校してくる。零とキラの良き理解者のように思えた牧生だったが、彼は零に特別な感情を抱いていた。牧生は零に執着するあまり、二人を引き裂こうとする。辛い過去を突き止められ、深く傷つくキラ、狂おしいほど零への思いを募らせる牧生、キラを守ろうとする零。3人の運命が絡み合っていく。(Movie Walkerより)
惣領冬実のコミック「MARS」を藤ヶ谷太輔と窪田正孝のダブル主演で実写化したテレビドラマの劇場版です。少女漫画を卒業してかなりの年月が経っている身には少々敷居が高い内容ですが


生舞台挨拶は行けなかったけれど、代わりに初回上映とその後に全国100か所で中継されたライブビューイングを観てきました。

藤ヶ谷、窪田、飯豊まりえ、山崎紘菜、稲葉友、耶雲哉治監督の6名が登壇し、のどを痛めている山崎さんをかばう窪田君や、はちみつを持参した監督など、仲の良い場面も多々見受けられ、和やかで楽しい挨拶でした。

窪田君のテンションはかなり高く、サプライズで登場した砂の城(海岸で零とキラが作ってました)を模したケーキ(ごま味だとか


ドラマでは、零とキラの良き理解者然と見えた牧生がその本性を現すところで終わっていて、映画では、牧生の反撃と言うか、本領を発揮する展開になります。牧生が零に抱いている気持ちはBLなんかじゃなくて、純粋に零の暴力的な面を崇拝しているという点でサイコパスとも違うという・・・いや、それをサイコと言うんじゃないかとも思うんだけど

窪田=牧生は、無邪気な笑顔で残酷なことを言ったりしたりするのよね


零に対する気持ちを明らかにしてからの牧生の行動が、どんどんエスカレートしていくのも恐いよ~

かと思うと、女子高生にぶつかったお婆さんが落としたリンゴを拾ってあげる優しさ(謝るどころか邪魔扱いした女子高生の方は突き落としちゃうんですが

最期は完全にイッちゃってる感がありました

本筋である零とキラの恋愛模様に関しては、お互いの傷を受け入れて生まれ変わるという恋愛の王道スタイルです。キラのために流す零の涙は監督じゃないけど「美しかった」です

零とキラ、そして牧生は本質的なところで似ていますが、愛する人を得て弱さを強さに変えることが出来た零やキラと、その弱さが許せなかった牧生という意味では真逆でした。

予告で煽っていた「撃的なラスト」は実は本当のラストじゃなくて、その一年後が描かれるあたりは後味的にも少女漫画的にもOKかな


