不器用な生き方と
その人の持つ
運命
そして
人生
大切な人がいなくなる
季節はいつも、決まって
季節は春
もう少しで春っていう季節
そういう運命なのか
宿命なのか
自分の課題なのか
春は好きな季節だけど
春がくるたびごとに
何か忘れ物を思い出すような
何か時を巻き戻したく
なるような
春は
立ち止まる季節
そして
うつむいていた
顔を上げる季節
見上げれば
淡い色の花たちが
優しく咲き誇る
暖かさが広がって
桜の咲く季節へ
また、桜の花を見上げれば
つぶやくんだろうなぁ
「また、春がきて君は…」