明日の葉っぱ(8×8)=69

思いつくまま 気のむくまま書いてます。

さよなら列車 長渕剛 (JR東海ドクターイエロー引退)

2025-01-30 05:31:00 | 僕の音楽日記
見ると幸せになれる
なかなか見ることのできない
列車
ドクターイエロー
路線の点検で走らせる
その黄色い新幹線は
大人でも
ワクワクする
不思議な存在の列車


本日をもって
JR東海所属の
ドクターイエローは
その役目を終えた

僕は特別鉄道マニアでもないけれど
そんなニュース映像を見るにつけ
何やら胸が込み上げてくる熱いものが
あった

小さい子供が
「ドクターイエローありがとう」って
列車に向けて声をかけてる姿を見て
また
なんともいえない感慨が押し寄せる

始まりがあれば終わりもある
形を変えて
保守点検維持活動は
変わっていく

幸せの黄色い新幹線
ドクターイエロー
僕も
一瞬見ることができたことがあった
もう数年前のこと




爪 吉田拓郎

2025-01-26 23:13:00 | 僕の音楽日記
南南東の空に
三日月が


この頃の三日月を
あの人は
爪のようだと言った

また、雫がしたたる竿の先
のようだとも…

三日月をみて
色々思い巡らし
ひとしきり
あの人の言葉を
懐かしむ

爪をきった先の破片のような
三日月
冬の月は
なんだか
しんみり見える

🎵夜のとばりも冬枯れた部屋
君は ぷっりと爪を切ってる


夜 爪切ると 不幸になると
古いことわざ聞いたことある


そうなんだよね
ことわざなのか
迷信なのか
僕も子供のころ
夜爪を切ってたら
母親が
「夜、爪を切るもんじゃない!悪い事がおこるからやめなさい」
と止められた思い出がある。

嘘かホントか
まだ幼い頃は
大人のいう事を鵜呑みにして
怖がり、いう事を聞いたものだ。

今の時代のような情報が溢れて
いる世の中ではない昔は
聞き伝わってきたものをちゃんと
守っていた。

吉田拓郎さんの
アルバム名盤 ローリング30の中に
「爪」という作品がある

季節はちょうど今くらいの
冬なんだと思う

別れを意識した男女の情景
と心理描写で描いていて
他にも
「外は白い雪の夜」という作品も
この「爪」の続きのような
流れを組む作品になってる

どちらも純粋に、切なく
冬の夜ならではの空気感を
表している。


「爪」
作詞松本隆
作曲吉田拓郎

夜の帳りも 冬枯れた部屋
君はプツリと 爪を切ってる
肩を丸めて まつ毛を伏せて
深爪したら あとで痛いよ

夜、爪切ると 不幸になると
旧い言わざ 聞いたことある
昔、女は身を守るため
爪をのばして いたんだってね

別れを切り出す一瞬前の
夜はこんなに静かなんです
別れを切り出す一瞬前の
夜の背中が こわいんです

音もたてない 電気時計は
馬鹿ていねいに 時を刻んで
狂いもしない 時計みたいに
君はだんだん つまらなくなる

無精なぼくを 床屋に行(ゆ)かせ
綺麗さっぱり 毒気を抜いた
君が磨いた ピカピカの床
愛が滑って 自業自得さ

別れを切り出す 一瞬前の
夜はこんなに静かなんです
別れを切り出す一瞬前の
夜の背中が こわいんです


松本隆さんの秀逸な作品
短い言葉で情景を見せてくれる



2番の歌詞にある

音も立てない電気時計は
バカ丁寧に時を刻んで狂いもしない時計みたいに
君はだんだんつまらなくなる

というフレーズをとってみても
男が女から心が離れていく様を上手に描いている


不幸になる事を厭わず
爪をきってる女
その空間に不幸を感じてる男

男と女の愛憎模様は
別れに向かって流れてゆく

こんな冬の夜
ふと、口ずさむ「爪」という歌。












S O LONG 大瀧詠一

2025-01-25 21:15:00 | 僕の音楽日記
いつかまた会えるね

その願いは
諦めない



必ず会えると信じていたい…

so long  またね、さよなら、、

そんな軽い別れの挨拶
次近いうちに会う
そんなフランクな挨拶だと
理解するも

深刻ぶったさよならの別れは
重いと思うなら

so long
とサラリと
かわす方が
粋でいい。

ほんとうに
会える人ならば
ほんとうに会わなきゃ
ならない人ならば
きっと
また会えるはず

たぶん人の巡り合いって
そうなってるような気がする。


さよならも言わないで
勝手にさよならしたと
思いこんでる人もいる

縁が切れる人は
勝手に切れていく
でも、縁がある人は
なんとなく
どこかでつながってる

望むと望まざると
会おうとすれば
きっとまた
会える気がする

そこを無理に塞ごうとする気持ちを
立てたとしても
たぶんそうなってる気がする。

人を思う時
人を思う気持ちが

心に刻んだ
思い出のカケラは
時に
悪さをする











今日いち-2025年1月23日

2025-01-23 17:06:41 | 雑記
1.2.3 ダア〜(今日1月23日)

青春の傷み かぐや姫

2025-01-17 17:09:00 | 僕の音楽日記
還暦を過ぎると一回りする
人生

時々物思う

過去の自分

夢として、足元のささやかな
希望や先のことを、考えたり
欲望の
あーしたいこーしたい
なんて
背伸びした思いは
もう
持てなくなったし
持ってはいけないとも思ってる

等身大としての自分の認識が
理解できてから
そこから夢を追いかけれる
速度は落ちて
立ち止まり
引き返す人生。


あんなに夢中になれた季節は
通りすがりの風のように
「青春」という言葉を使うなら
物怖じせずに、果敢に、青臭く、
泥臭く、そんななりふり構わずに
前へ進めた季節を
今は懐かしい。

何回か、人生の中にそんな
瞬間はあった。

かすり傷程度で終わったものや
今も古傷として残るもの
青春とは痛みを伴う
無謀な突進なのか?

あと先考えないで
進めたあの勇気と決断
僕は前へ進むことが
正しいといつも思ってた。

時は流れ
カタチを変えて人との
関わりも変わっていった


頭の中のイメージはあの時のまま
そのギャップをつかむまで戸惑いながら
「今」を認識して
その先を描こうとするけれど


これ以上傷つきたくないと
防衛本能が働き
身構えてしまう
年齢を重ねることは
臆病にもなる

また傷を覚悟で、
前へ進む時がくるのか…

青春はいつだって
その気になれば作れるものだと
信じたい