宇宙へのツイッター

踏まれた足を退けることが出来るまで
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なつかしい~が二つ

2022-08-14 07:58:02 | ベランダーの花便り

ギブスが取れたら ギブスが取れたら と 見て見ぬふりして怠っていた家事あれこれ

取れたら 取れたで 炎天下をリハビリから戻っては また 見て見ぬふり 

そうした中で目覚めた 昨日の朝

外は雨

涼しさから やっと その気になって

嫁ぐ前まで娘が使っていた 冬は植物の温室代わりになっている部屋の大掃除に取り掛かった

季節の変わり目ごとに 整理すればいいんだけどね💦

種蒔きに負われ ついつい奥へと押しやられていたグッズの中から出て来た なつかしい二つ

 

最初のころは 几帳面に一粒一粒 こんなグッズに種を埋めて 芽出しさせていたっけ

本葉が育ったら そのまま鉢増しできるスグレモノ

今や ブロッコリースプラウトのパックに パラッパラッ~ (*´▽`*)

 

もう一つの なつかしい は

シェークスピア記念館の裏で 無造作に営まれていた花屋さん

そこから2鉢の草花を連れて帰った その中の一つ アジュガのプレート

捨てきれなかったのね

コーティングされた紙製のネームプレートに指が触れたら パリパリと欠けた

 

植物を持ち込むには 植物検疫所での検査が必要になってくる

ここで お役所仕事とは形式的 というイメージを覆す裏話

洋ランの類は ワシントン条約のもとに 全て 持ち込み禁止となっている

検疫所の職員は植物の専門家ではないから 個々の性質を肉眼で見極めるのは難しいと思う

そんなことから 規定では[全て]となっているのではないかな? と思う私 

それで 赴任先から本帰国の際に 現地で育てていたコチョウランを持ち帰りたく 検疫所で「ごくありふれた簡単に殖えるタイプのラン]で [増えすぎて困ったくらい] と言う事を伝え 持ち込みを試みた

しかし そう簡単に規定から外れることはことは難しく いろいろ あちこち 調査やら検査やら 長い時間をかけての経過を辿って いよいよ最後の判断は 入国へ最終の砦となるカウンターの職員さんに委ねられた

ここまでの経過を説明し 大切に育ててきたコチョウランへの愛を示して懇願すると

「私たちも辛いんですよねぇ・・・」 と 怒りとも泣き顔とも判断がつかない表情を示す職員さんは 見て見ぬふり? の薄目?で いくつかの私の手荷物は カウンターの上を横に流れて入国したのだった

 

そして もう一つは友人から聞いた 松茸の話 

とくに持ち込み禁止との規定はないらしい松茸でも 問題は 土

検疫所の職員さんは 付け根の部分に難色を示したけれど なにしろ日本では高級食材

松茸の根っこにチラホラした程度の土が理由で 没収 そして廃棄となる運命を忍びないと思われたのか ナイフで松茸の根元を削り取るという作業を経て どうにか通過 となったらしい

でもこれは コロナなんて言葉さえも あったの? と思えるくらい まだまだ若かった私が 一人旅でも自由にできた時代のころのことだから 今は通用するかどうか 

 

今日の花

オキナワスズメウリ

[美しい]という沖縄の言葉[ちゅら]から チュラウリ との別名も


100歳の翁が育てた花

2022-05-16 14:27:15 | ベランダーの花便り

父方で明治生まれの祖父母は 同じ敷地内で暮らしていて 私が物心ついたころから怖い人だった

行儀作法に厳しく 勉学についても たぶん就学前の私が書いた 「た」の文字が いわゆる鏡文字と言われる「さ」の向きになっているのを見つけた祖父に 泣きじゃくるほど叱咤されたことは 祖父亡きあとも 姉たちと語られたものである

他人の物を欲しいと言うな 他人が下さるものは要らなくても貰え

これは いくつか教わった祖母の教えのうちの一つである

祖母は そのころ栄えていた老舗の娘で いわゆるお嬢様育ち

 

一代ほど若くなる世代の義母は 「私は お嬢さん育ちでワガママで・・・」と お嬢様育ちを自慢げに話すという ご近所さんとウマが合わなかったようで

「お嬢様は 世間に出ても恥ずかしくないように躾けられるもの」 と ワガママなお嬢様育ちの矛盾を説くことがあった

母から教わったことで印象深いことは そう多くないのに 祖母と義母の教えが 日常の中で ちょこちょこと思い出される 

そして義母が説いたように 祖母は老舗の娘として しっかりと躾けられたんだな と 今も思うところなのであるが

 

長い付き合いとなった ママ友さん

彼女も マンションのオーナーであるご両親の元で育った 私には もったいないような お嬢様

そのママ友の家に隣接した駐車スペースの奥の方で咲く ゼラニウムのようだけど ゼラニウムにしては大きな株で 珍しい染め分けの色合いを見せる花が ずっと気になっていた

そのうちに花弁が零れ 葉だけになって しばらくしたころ 彼女が家の前にいるところを私が通りかかることがあって 立ち話となったのが その駐車スペースの前

そのとき花は咲いてなかったけれど いつも花色が気になっていたので 「咲いたときに一枝を譲ってほしい」 と 意を決して口にする私がいた

祖母の教えは忘れてないのに それほどまでに欲しい花だったか 偶然に会えた彼女との和みに タガが外れたか

駐車スペースの脇で育つ花は 最近100歳を迎えられた 彼女のお父様が育てていることを聞いていたのもあって 何か お父様との ご縁を繋ぎたかったような気もする

 

そして 何かの用事で彼女の家を訪ねた時 見送りに階下まで降りて来た彼女が 「そうそう あの花を持って行って」 と 咲いているときでもないのに駐車スペースへ招かれ

そこには あのゼラニウムが 立派な鉢植えなって いくつか並んでいた

彼女から私の話を聞いたお父様が 大きな株から枝をカットし 挿し木で いくつかの鉢に殖やしたのでしょう 

分けて欲しい と言う私の欲を 彼女は ちゃんと見抜いていた

祖母の教えを破ったことに 彼女への負い目もなく恥じるでもなく いま 彼女の心遣いに思いを馳せて ウルッ!

 

咲きましたよ


選び放題も色々で

2022-03-24 16:38:52 | ベランダーの花便り

春の種蒔き  ( 順不同 敬称略 (*´▽`*) )

【花】

シノグロッサム  アンチューサタッセルブルー  宿根アマ  レースラベンダー  

姫ひまわり  コスモス・ディドリーム  ジャーマンカモミール  ローマンカモミール  

ビスカリア・ブルーエンジェル  ガイラルディア・ラズルダズル  チーゼル  

千日紅ファイヤーマックス  アフリカンマリーゴールド(ライムグリーン・バニラ)  

【野菜】

キュウリ・F1夏秋キング  ステラトマト  ナス(栄作) 

 

ナスの栄作? って

栄さんが作ったのか 栄作さんが作った品種なのか分からないけど 

画像で 麻婆ナスとか 焼きナスとか 普通の食べ方でよさそうなのが決め手

このごろ 花も野菜も種類が多く選び放題で

 どの種を選んだらいいのか悩みの種 ← ここ偶然に笑うとこ

 

いっときの入手困難が嘘のように このところ選び放題なのは マスクも

 口紅が付かなくて呼吸しやすいダイヤ型が 決め手の一つ

当時 とにもかくにも取り寄せた怪しげなマスクは 土いじり用になっている

人と会わなくても ウガイ手洗いは必須

で 種蒔きを終え 鼻ウガイをしたところが けっこう砂埃を吸っていることが判明

今日は 植え替えより種蒔きが主だから  乾いた細かい土をフルッたせいかなぁ と思うけど 

土は ウイルスより数倍も大きいはず

やはり あのころ とにかく何でもいいから手に入れたマスクは 要注意かな

 

冬季は室内に取り込んだ マキシラリア・ポリフィロステレ

 

外で冬越しの鉢は ようやく花芽が見え始めたところ

放りっぱなしでも必ず花が咲く 育てやすい洋ランです


晴耕雨書

2022-03-18 12:45:15 | ベランダーの花便り

個人的には平凡に 不要不急の3か月ぶりとなる電車に乗って二胡のレッスンへ

これ以上の快弓は限界と申し出て チャルダッシュの楽譜を 一部 易しい指使いに編曲していただき

 やっと 背負っていた重荷を下ろした感じで 

今日は彼岸の入り

麦が 春蒔きの種に翻弄されるのとき である

 

秋に蒔いた 踏まれて育つ麦は 踏まれなくても育って 無事に実る兆し 

 

春の種蒔きは 秋よりも忙しい

オキナワスズメウリの種は 半量を水に浸して 発芽に差が出るか試してみることにした

 

何年か前のこと 幼馴染みのヨーコちゃんから

一粒ごとの種蒔きには卵のパックが都合良いと 得意ゲなメールがあった

卵のパック状の種蒔き用トレーが市販されていることを返信すると

「私の新発見だと思ったのに」 と 悔しゲだったっけ

でもアイデアの新発見は別にして 不用品の再利用には エコの視点からハナマル 

 

 

ネームプレートも再利用する麦なのだ

今年の楽しみは アフリカンマリーゴールドの バニラとライムグリーン

 

今日は種蒔きの予定が 雨になってPC前


グレーゾーンの麦語録

2022-03-05 13:21:36 | ベランダーの花便り

お住まいは分からないけど 夏野菜がニョキニョキ発芽との画像を拝見し 我が家も中間地の関東だから大丈夫かなと思って オクラと去年の残りを取ってあったトマト [完熟ジェル] を蒔いてみた

 

一週間でニョキニョキ

オクラ 去年のトマト

ゲラニュウム・サンギネウムは

蕾がゾクゾク

チューリップも

 

花茎が上がりそうなのは鉢に それ以外はソコらへんに埋めたんだった

 

麦語録で 秋の お彼岸ころに蒔いた種を 秋蒔きの種と言います 

昨日は 秋蒔きの種が育ったので鉢増ししました

夜間は まだ冷えるので 壁際に寄せビニールをかけて一夜

大丈夫のようです

ニゲラ  オンファロデス・リニフォリア  コリアンダー

 

「土を買いに行って来るね」とホームセンターへ出かけた ご近所さんが

「お安かったから モルヒネを買ってきてあげたわよ」 と

モルヒネ? アネモネでしょ!

似てるけど ラナンキュラスだし (*´▽`*)

 

高齢のお母様に 「ポコチンを買ってきて」 と言われた知人は

何のことかと思ったら デコポン だったと

 

   モルヒネ も ポコチンも 麦語録からは省きたい (*´▽`*)


キリタンサスの咲かせ方は

2021-10-30 22:50:00 | ベランダーの花便り

球根は苦手

また書いてる💦 って t(*^-^*)toさんの声が聞こえて来そう

 

球根が苦手で なかなか咲かせられない私は 咲くまで待つことも 咲かせてみようと思うこともなく 咲かぬなら諦めてしまえ~ で

コロナ禍と言うことが無ければ 諦めたままだったかもしれない球根を 去年から今年にかけて けっこう手をかけているのは やはり在宅時間が多いからかな

 

苦手な球根の中でも 母から名前を教わったキリタンサスだけは特別な思いがあり 地植えにしていた赤と黄色の花付きがイマイチ良くないので 今年の春に鉢上げした 

キリタンサスは 植えっぱなしOK 暑さ 寒さ  虫 病気 どれをとっても特に気にすることのない丈夫な花のイメージがある

そんなこともあって深く考えることなく たまたま空いていた鉢の 一方はプラスティック 一方は素焼き鉢に 赤と黄色を分けて植え付けた

あの春から ゆうに半年を過ぎ 

二種類の鉢植えは大きく差が出て プラスティック鉢の方はギッシリと花芽が期待できそうに太り 素焼き鉢の方は植え付けた時と凡そ変わらず

同じように肥料を与え 日当たりの良い場所に二つ並べて置いたから どちらにも条件は同じ

なのに この違いはと言えば 鉢の材質?

通気性の良い素焼き鉢に越したことはないと思うのだけれど 球根が苦手な私に 球根の気持ちは分からない

ともかく 育ちの良くない素焼き鉢の方も プラスティック鉢に植え替えてみることにした

 

鉢底石は 大 中 小 の順に分けて敷くと水切れ具合が🙆

 

どちらが赤か黄色か分からない~🤣

どっちでもいいから 咲くまで待とうキリタンサス


夏越ししたバイカカラマツ

2021-10-06 16:15:45 | ベランダーの花便り

ドキドキしながら いえドッキンドッキンだったかもしれない

開花株を譲っていただき 花後はヤマボウシの木陰で夏を過ごしたバイカカラマツ

 

これで何度目になるでしょう

頂いては枯らし 

ウヨウヨと芽が出揃った苗床を頂いては 枯らし

「バス通りに面した我が家じゃ山野草は育たない」 と自己弁護を含んだ遠慮で辞退する私に 「いいから いいから」 と 通りかかった私に開花株を手渡して下さった グレさんへ

やっと 朗報を届けられることも この上ない喜びです

 

山で育つ花には車の排気ガスが良くないと思い これまでは 南側で 風通しの良いところに吊って夏越ししていたのを 今年は 北向きの玄関に植えてあるヤマボウシの木陰に吊るして 夏を過ごさせてみました

カレンダーの10月初旬に 「バイカカラマツを植え替えること」 と記して

 

そして 今日のドキドキドッキンなのである

頂いたまま夏を過ごしたプラスチック鉢の周囲を いびつの方向に両手で押さえて植え込み材を鉢からはがし そっと そっと 手探りした

あった!

 

 

夏に蒸れてしまった宿根草は 地上に残った枯れ枝を引き抜いて地中を探ると 種を取り除いた梅干しの果肉を潰すような感触があるけれど

この場合は 夏越し成功を見込んで そっとそっと そっとそっと探った中に 塊がありました

 

やっと 何度目かの正直で成功したわけは

たぶん 排気ガスを避けての南側よりも 西日はきついけれど夏の直射日光は当たらない北での夏越しが良かったのかも

育て方をググると 植え込みは市販の山野草用土とあるが しかし なんとなく水はけが良すぎるような気がする

そこで 普段の鉢花に使っている土に腐葉土を少し混ぜたものを3分の1くらいと 元肥えにマグアンプKを加えてみた

 

鳥の突っつき防止に シイタケのネットで保護して

ついでに オキシペタラムの種も蒔いて

 

来年の春は どうかバイカカラマツの画像が ここに載せられることを夢見つつ


秋の種蒔き

2021-09-20 16:20:31 | ベランダーの花便り

庭で花を育てるからガーデニングなら 嫁ぐまで娘が使っていた部屋を温室とし そこに繋がるベランダで種を蒔く私はベランダーということで ベランダー便り

秋分の日を目安とする秋の種蒔きが 毎年 遅れ気味になるのは 涼しくなりかけた今頃は行楽やら何やらで忙しかったせいだったのかな

 

これがコロナのオカゲと言えば これがホントの ありがた迷惑なんだけど

今日は お昼ごはんを済ませ 後片付けも終わったのが13時半

昨日の夕飯に夫が食べなかった鶏の照り焼きを再利用し これまた家にあった厚切りパンで野菜たっぷりのバーガーという簡単ランチだったせいもあり 

さて 午後の時間は長いと見込んで 実に標準的な秋の種蒔きを済ませた

 

左から アスペルラ リムナンテス 矢車草クラシック

 

ムギは 生長に鉢増し作業が追い付かないので 化粧鉢に直播きした💦

 

さほど暑さは苦にならなかったけれど陽射しが強いので 種蒔きは適度にして 無事に年を越したピンクのポインセチアの植え替え

 

 

クリスマス前に色付けばラッキーなんだけど 明るいうちからダンボールを被せてしまうには気の毒な気がして 

そこで

これから徐々に 冬至を挟んで西日は当たらなくなる北側に設けたベランダの角に置くことで 自然の短日処理を試みてみることにした

 

 

今までも柿の木の葉で陰になっていたせいか すでに新芽がピンクっぽい?

気のせいかな?


身から出た錆 ではなく

2013-06-05 10:33:32 | ベランダーの花便り

鉢植えに水遣りをしていたら私の目に留まり めでたくベランダから玄関に昇格した寄せ植えです

手がけた覚えはありません






今 玄関で咲いているのは ほとんどが秋に蒔いた種から育った花です

ようやく出た芽が 北風や霜で星になってしまわないように 寒さに強くない苗は 発泡スチロールに取り込み 室内の南側に置いて冬を越します

春一番が吹くころから 生長の早い順に植えつけた鉢が あちらこちらに所狭しと並びます

その中から ちょうど見頃となった花が選ばれて 玄関に飾られるのです


知らない間に完成していた寄せ植えの ニゲラは おそらく去年のコボレダネでしょう
黒ホウズキは もう何年も前から 毎年どこかに生えてきます
ハキダメギクは 言うに及ばず

偶然に一つの鉢に集合した三種の花は どれも控えめで見事に解け合い 和のイメージを出しています

題して  < 無から出たワビ >





はるかな友

2013-06-03 22:42:59 | ベランダーの花便り

久しぶりに 大好きな花畑を訪ねてみました

しばらく休んでいた 北国に咲く花の日記です

いつの間にか 色んな花が紹介されていました

どれも 彼女らしい密やかな花ばかりです


ムラサキ科の花の 格別に心惹かれた私のコメントに対しての返信に
「オキシペタラムを今年も育てていますか?」 とありました

私の好きな花を 覚えていてくださったんだ 





折りしも 今が満開のときです


心のどこかに恥や見栄が潜んでいる私に 知り合いはいても 親友と呼べる人はいません

でも 彼女には 私の心の中に折りたたんである秘密を聞いて欲しい気がします

会ったこともないのに そう思えるのは お互いの花への拘りが 似ているからなのかもしれません