❝最後の一粒まで食べるのよ いいえ 最初の一粒も食べられない子がいるのです❞
テレビから聞こえる音声に [いい日本語の使い方をするなぁ] と思っていた
それが このごろは この言葉を聞くと胸が傷むときがある
今日の花
チーゼル パイナップルリリー
手がかかる夫ではない
大好きなお酒も 適量を知っている
折しもコロナ禍だったし 私にとって夫のリタイヤは有難いことだった
午前3時過ぎ起床での お弁当作りも無くなって
むしろ 目覚めたら 朝ごはんがテーブルにセットされている
そこまでは 想定外だったけど
今日の朝食
と
ここまでは いいんだけどね
このところ 収穫したキュウリの消費に四苦八苦の私
シソ風味で酢の物 オイキムチ 糠漬け
いつもなら2本のところを 4本も使ったマカロニサラダ
昨日の夕食で テーブルに並んだキュウリ三昧
そして いっさいキュウリが見当たらない 夫が作った今日の朝ごはんである
私は けっきょく 豚汁もどきのお味噌汁は食べきれず
[お昼ごはんは豚汁でいいから] という私の声を聞いたか聞こえなかったか
和風パスタが出来上がっていた
冷蔵庫には マヨネーズを抜いた 昨夜のマカロニサラダが入ってる
リタイヤ後の暮らし
こんなはずじゃなかった
今日の収穫
何にする?
夕食は [ユーロンチンだよ] と 夫の声が聞こえる
油淋鶏 のことね
最初の一粒が食べられない子もいるのに