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猛暑日の手袋

2023-07-12 17:47:45 | 日記

今朝の目覚めは問題なかったけれど 昨夜 就寝前にはoffにしたリビングのクーラーを 8時過ぎにON 

実は 寝室のクーラーが壊れ いよいよ夫の手にも負えず ここ数日の夜は リビングの冷気を送風していた

北国育ちのせいか けっこう我慢強い夫は 暑さ寒さが そうストレスになる様子は伺えないけれど 近年になって取りざたされる[熱中症]となると 我慢強いのを美徳とは言えず

時期的に混んでいるのか やっと今日 新築時に設置したク―ラ―の 撤去作業が行われるため 20年以上 動かしたことのない家具を移動させなければならなくなった

 

私は いつも眠くなるまで枕元のライトで本を読む

乱読なので 恥ずかしながら 枕元のチェストには何冊かの本が積んであって 月一で届く冊子にメガネとか カタログなどで雑然と・・・

そこで このたびのクーラー設置に伴い チェストの上を整頓したのでしたが ・・・

 

あれは 夫がリタイヤ前の 最後の冬になるのかな

暑さに増して寒さには強く 真冬でも手袋を使うことは無かった北国育ちの夫が 加齢に伴ってか あるいは勤務体制の変化で  早朝出勤するようになったからか 冬の朝は 手袋をして出勤するようになった

あの日 手袋を必要とする寒さを感じたらしい夫が 手袋を探した

けれど 見つからない

マフラーとか 冬用の靴下を収納した引き出しとか 私も一緒に探したけれど見つからず その日は素の手で出勤したのだった

そのうちに出て来そうなものだし 我慢強い夫のこと 新しい手袋を求めるほどの気持ちはなく 今思えば 私もプレゼントしようという発想が沸くこともなく その冬は終わった

ここまで書けば オチは自ずと見えてくる  

 

眠くなった私は 薄暗い中で  その日 帰宅した夫が何気なく置いた手袋の上に読んだ本を置いて そのまま眠ったのでしょう

私の枕元で 雑然と積まれた本の間に挟まれていた 

夫の手袋

これが 寒い冬の日の事なら

これが まだ 夫が現役時代の日の事なら

また違っていたかもしれないけれど

 

猛暑の日に出て来た夫の手袋が 無性に切なくて

心あらたに[半世紀のお勤め ご苦労様でした]との気持ちを呼び起こさせたことでした 


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