日々是好舌

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体罰の 暴力教師  馘になり

2013年02月14日 12時00分40秒 | 日記
大阪市立桜宮高校バスケットボール部主将の男子生徒が自殺した事件で、この主将や部員に対して恒常的に平手打ちなどの暴力を加えていたバスケット部顧問の小村基教諭(47歳)がようやく懲戒免職になった。

懲戒免職とは公務員が法に触れる行為を行った場合に課せられる処分である。

国家公務員の懲戒免職の事由は
①国家公務員法の法律命令に違反した場合。
②職務上の義務に違反して職務を怠った場合。
③国民全体の奉仕者としてふさわしくない行為があった場合。となっている。

地方公務員の懲戒免職の事由は
①地方公務員法の法律に基づく命令に違反した場合。
②職務上の義務に違反して職務を怠った場合。
③全体の奉仕者としてふさわしくない行為のあった場合。となっている。

懲戒免職の免職と言う言葉は公務員に対して使われ一般企業の場合は解雇と呼ばれる。懲戒免職の場合、退職手当は支給されない。再就職も非常に困難になる場合が多く、失職の中では一番重い処分となるのが公務員の懲戒免職である。

わかりやすくいえば47歳のこの教諭は、大学をでて教師になってから25年間働いた分の退職金がすべてパーになったのである。当然、教師として復職はできないだろうからせいぜい学習塾の講師にでもなるしかないだろう。

懲戒免職は当然といえば当然のことである。逆らうこともできない生徒に対して一方的に理不尽な暴力を振るうことを常としながら、高校教師としての高給を得て、しかも退職金や恩給をもらうなんて到底許されるべきではない。

しかし、大阪市教育委員会の記録によれば、生徒への体罰をめぐり教諭を懲戒免職にしたのは今回が初めてだそうであるから、これまでいかにこうした体罰が軽視されてきたのかがよく分かろうというものだ。

今回の事件は、体罰を受けた生徒さんが自殺したために大騒ぎになったが、全国的には自殺こそしないが、厳しい体罰を受けてじっと我慢している生徒諸君がたくさんいるものと思われる。

この際、そうした暴力教師は教育界から永久追放するべく生徒や保護者が一致団結して立ち上がる必要があるのではなかろうか。