「ほんじゃまぁ~の帽子」の芸でお馴染みであった故・早野凡平さんの一番弟子に”はやのみこみ”さんという芸人さんがいて、カラフルな風呂敷で次々と色々な形を作る風呂敷漫談を自ら考案し、寄席や舞台で活躍中である。
彼女のきっぷの良い江戸弁での語りと啖呵口調には定評がある。
ノーベル平和賞のマータイさんよりも先に「風呂敷は地球を救う」と提言してきて、風呂敷で作るレジ袋やエコ・バックを舞台上から提唱し、環境問題や省資源運動に一役かっているユニークな芸人さんでもある。
彼女はまた日本の伝統芸の「南京玉すだれ」も伝承しており寄席やテレビでご覧になった方も多かろうと思う。
南京玉簾の口上はざっと下記のごときものだが、各地に伝承されているものなので若干の違いはあろうかと思う。「南京玉簾の口上」と検索すれば幾つか出てくるから参考にされるとよい。
◆南京玉簾の口上◆
アさて アさて アさてさてさてさて
さても南京玉すだれ
これは不思議な玉すだれ
ちょいと伸ばせば
浦島太郎の魚釣り竿にさも似たり
浦島太郎の魚釣り竿が
お目に止まれば元へと返す
アさて アさて アさてさてさてさて
さても南京玉すだれ
ちょいと返せば
瀬田の唐橋唐金擬宝珠(からかねぎぼし)
擬宝珠無いのがおなぐさみ
瀬田の唐橋
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
さても南京玉すだれ
ちょいと返せばちょいと返せば
おらが在所の御門でござる
在所の御門がお目に止まれば
合掌造りに早変わり
合掌造りがお目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
さても南京玉すだれ
ちょいと返せば東海道は五十と三次
中山道は六十九次
あまた宿場に
なくてならぬは茶店の看板
茶店の看板お目に止まれば
泥鰌すくいに早変わり
アさて さてさてさてさて
さても南京玉すだれ
泥鰌とれずに鯛とれた
これがほんとにお目出度い
これがほんとに不思議たい
鯛がお目に止まれば
東京タワーにございます
アさて さてさてさてさて
東京タワーが
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
ちょいと伸ばせばちょいと伸ばせば
阿弥陀如来か釈迦無二か
後光に見えればおなぐさみ
阿弥陀如来が
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
ちょいと返せば日本三景天橋立
浮かぶ白帆にちょと似たり
浮かぶ白帆が
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
ちょいと返せば
日本の国旗にちょと似たり
日本国旗がお目に止まれば
枝垂れ柳に早変わり
枝垂れ柳に飛びつく蛙
蛙ないのがおなぐさみ
蛙ないけど蝦蟇の油がおみやげです
最後のところに蝦蟇の油が出てきたことでお分かりになるように、南京玉簾は本来は大道芸や寄席芸ではなくて香具師が物を売るときの人寄せの芸だったのである。
彼女のきっぷの良い江戸弁での語りと啖呵口調には定評がある。
ノーベル平和賞のマータイさんよりも先に「風呂敷は地球を救う」と提言してきて、風呂敷で作るレジ袋やエコ・バックを舞台上から提唱し、環境問題や省資源運動に一役かっているユニークな芸人さんでもある。
彼女はまた日本の伝統芸の「南京玉すだれ」も伝承しており寄席やテレビでご覧になった方も多かろうと思う。
南京玉簾の口上はざっと下記のごときものだが、各地に伝承されているものなので若干の違いはあろうかと思う。「南京玉簾の口上」と検索すれば幾つか出てくるから参考にされるとよい。
◆南京玉簾の口上◆
アさて アさて アさてさてさてさて
さても南京玉すだれ
これは不思議な玉すだれ
ちょいと伸ばせば
浦島太郎の魚釣り竿にさも似たり
浦島太郎の魚釣り竿が
お目に止まれば元へと返す
アさて アさて アさてさてさてさて
さても南京玉すだれ
ちょいと返せば
瀬田の唐橋唐金擬宝珠(からかねぎぼし)
擬宝珠無いのがおなぐさみ
瀬田の唐橋
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
さても南京玉すだれ
ちょいと返せばちょいと返せば
おらが在所の御門でござる
在所の御門がお目に止まれば
合掌造りに早変わり
合掌造りがお目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
さても南京玉すだれ
ちょいと返せば東海道は五十と三次
中山道は六十九次
あまた宿場に
なくてならぬは茶店の看板
茶店の看板お目に止まれば
泥鰌すくいに早変わり
アさて さてさてさてさて
さても南京玉すだれ
泥鰌とれずに鯛とれた
これがほんとにお目出度い
これがほんとに不思議たい
鯛がお目に止まれば
東京タワーにございます
アさて さてさてさてさて
東京タワーが
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
ちょいと伸ばせばちょいと伸ばせば
阿弥陀如来か釈迦無二か
後光に見えればおなぐさみ
阿弥陀如来が
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
ちょいと返せば日本三景天橋立
浮かぶ白帆にちょと似たり
浮かぶ白帆が
お目に止まれば元へと返す
アさて さてさてさてさて
ちょいと返せば
日本の国旗にちょと似たり
日本国旗がお目に止まれば
枝垂れ柳に早変わり
枝垂れ柳に飛びつく蛙
蛙ないのがおなぐさみ
蛙ないけど蝦蟇の油がおみやげです
最後のところに蝦蟇の油が出てきたことでお分かりになるように、南京玉簾は本来は大道芸や寄席芸ではなくて香具師が物を売るときの人寄せの芸だったのである。