俗に「狸の金玉八畳敷き」という言葉がある。
それを証拠に信楽の陶狸はいずれも股間に大きな「物」をぶら下げている。
子供の頃には「たんたん狸の金玉は風に吹かれてぶうらぶら」などと臆面もなく大声で唄ったものである。
しかし、よくよく考えてみれば金玉が八畳敷きだというのはいかにも不自然な表現である。
第一、金玉は睾丸であって、股間に見えるとすればそれは隠嚢であろう。つまり、金玉と隠嚢は中身と入れ物、お金と財布の関係である。
タヌキは哺乳綱ネコ目イヌ科タヌキ属に分類される動物で、体長約50~60cm。体重3~10kg。ずんぐりとした体つきで、足が短く、尾は太い。体色はふつう灰褐色で、目の周りや足は黒っぽくなっている。人里近くに棲むことが多いので比較的よく目撃される動物である。
習性として「狸の溜め糞」が有名であるが、雄雌が仲良く暮らす動物であることもよく知られている。
簡単に言ってしまえばタヌキは中型の犬である。
その中型犬の睾丸であれ隠嚢であれ、八畳敷きなどと誇張されるのにはそれなりの理由があるだろう。
そこで「狸の金玉」と入力して検索してみるとこんな記事がヒットした。
“実際にはタヌキの金玉は小さく、人間の小指の先程しかないという。むしろ哺乳類の中でも小さい部類らしいのだ。”
“タヌキが座ったときに、フサフサ大きなしっぽが股の間からおなか側へはみだしている様子が金玉に見間違えられたという説がある。”
また、八畳敷きの由来は…
“タヌキの皮は耐久性に優れているため、金箔を作るときにタヌキの皮を利用したことに由来していると言われている。
タヌキの皮に金の玉一匁(もんめ)を包んで槌打ちして延ばすと八畳もの広さの金箔ができたという。”
さらには…
陰嚢象皮病(寄生虫による)という、睾丸が頭よりも大きくふくれあがる奇病にかかった人がタヌキのモデルになった。
と、まあ諸説があることをまことしやかに並べ立てている。
序でに言えば、八畳敷きの8という数字は、所謂「嘘のサンパチ」の8であって、口から出任せの数字は何故か3とか8になることが多いのである。これは私が永年、談合という仕事で多くの話し合いをしてきたが、嘘を吐く奴は何故か3とか8とかの数字を言うのである。これはあまりにもキリのいい数字を言うと疑われると思って、0と5の中間の3や5と10の間の8に偏るということらしい。
私は若年の折りに諸方の工事現場で飯場暮らしをしたことがある。当時の工事現場には「はつり屋」と呼ばれる職人がいた。
「はつる」とは「削る」と同義で「斫(はつ)り工」・「斫(はつ)り屋」は、玄翁とノミで不要なコンクリートを削り取る職人である。
コンクリート打設時のこぼれや型枠締め付け不足によるはらみの処理のほか、配管用の孔あけなどを専門にした。
最近では、コアマシンで孔を開けたり、電動工具を使用した斫りが多く、電動カッターでコンクリート表面を切ったり削ったりすることも簡単にできるが、当時は全てを人力で行う過酷な肉体労働であった。
斫(はつ)り屋の親方は、現場の片隅に炉を据えて、コークスを燃料にして斫り鑿を鍛えなおして焼きを入れるのである。そのとき炉に空気を送る道具が鞴(ふいご)で、鞴に使う革は狸をもって最上としたそうである。
あるとき斫り屋の親方が私に教えてくれた。「狸の金玉八畳敷き」というのは大きな鞴(ふいご)が膨らんだときのことを狸の金玉に見立てたんじゃなかろうかと。私は老練な親方の話になぜか深く納得したのであった。
それを証拠に信楽の陶狸はいずれも股間に大きな「物」をぶら下げている。
子供の頃には「たんたん狸の金玉は風に吹かれてぶうらぶら」などと臆面もなく大声で唄ったものである。
しかし、よくよく考えてみれば金玉が八畳敷きだというのはいかにも不自然な表現である。
第一、金玉は睾丸であって、股間に見えるとすればそれは隠嚢であろう。つまり、金玉と隠嚢は中身と入れ物、お金と財布の関係である。
タヌキは哺乳綱ネコ目イヌ科タヌキ属に分類される動物で、体長約50~60cm。体重3~10kg。ずんぐりとした体つきで、足が短く、尾は太い。体色はふつう灰褐色で、目の周りや足は黒っぽくなっている。人里近くに棲むことが多いので比較的よく目撃される動物である。
習性として「狸の溜め糞」が有名であるが、雄雌が仲良く暮らす動物であることもよく知られている。
簡単に言ってしまえばタヌキは中型の犬である。
その中型犬の睾丸であれ隠嚢であれ、八畳敷きなどと誇張されるのにはそれなりの理由があるだろう。
そこで「狸の金玉」と入力して検索してみるとこんな記事がヒットした。
“実際にはタヌキの金玉は小さく、人間の小指の先程しかないという。むしろ哺乳類の中でも小さい部類らしいのだ。”
“タヌキが座ったときに、フサフサ大きなしっぽが股の間からおなか側へはみだしている様子が金玉に見間違えられたという説がある。”
また、八畳敷きの由来は…
“タヌキの皮は耐久性に優れているため、金箔を作るときにタヌキの皮を利用したことに由来していると言われている。
タヌキの皮に金の玉一匁(もんめ)を包んで槌打ちして延ばすと八畳もの広さの金箔ができたという。”
さらには…
陰嚢象皮病(寄生虫による)という、睾丸が頭よりも大きくふくれあがる奇病にかかった人がタヌキのモデルになった。
と、まあ諸説があることをまことしやかに並べ立てている。
序でに言えば、八畳敷きの8という数字は、所謂「嘘のサンパチ」の8であって、口から出任せの数字は何故か3とか8になることが多いのである。これは私が永年、談合という仕事で多くの話し合いをしてきたが、嘘を吐く奴は何故か3とか8とかの数字を言うのである。これはあまりにもキリのいい数字を言うと疑われると思って、0と5の中間の3や5と10の間の8に偏るということらしい。
私は若年の折りに諸方の工事現場で飯場暮らしをしたことがある。当時の工事現場には「はつり屋」と呼ばれる職人がいた。
「はつる」とは「削る」と同義で「斫(はつ)り工」・「斫(はつ)り屋」は、玄翁とノミで不要なコンクリートを削り取る職人である。
コンクリート打設時のこぼれや型枠締め付け不足によるはらみの処理のほか、配管用の孔あけなどを専門にした。
最近では、コアマシンで孔を開けたり、電動工具を使用した斫りが多く、電動カッターでコンクリート表面を切ったり削ったりすることも簡単にできるが、当時は全てを人力で行う過酷な肉体労働であった。
斫(はつ)り屋の親方は、現場の片隅に炉を据えて、コークスを燃料にして斫り鑿を鍛えなおして焼きを入れるのである。そのとき炉に空気を送る道具が鞴(ふいご)で、鞴に使う革は狸をもって最上としたそうである。
あるとき斫り屋の親方が私に教えてくれた。「狸の金玉八畳敷き」というのは大きな鞴(ふいご)が膨らんだときのことを狸の金玉に見立てたんじゃなかろうかと。私は老練な親方の話になぜか深く納得したのであった。
コールタールの匂う物置(茶部屋)の羽目に寄りかかり。
何種類かの正調?の手まり唄も種切れになりますとこの唄や
「いちれつだんぱんはれつして」とか「めじろ、ろしや、やばんこく...」なども。
勿論意味も解せずにです。なつかしいな~ぁ!
私は5歳か6歳のころに植物採集にきていた静岡大学の先生からドロップ一缶をもらったことを今でも鮮明に憶えています。
父が高山(牛ヶ峰)への道順を詳しく教えていました。
全ての話をほぼ初めて拝見しましたw
ある漫画でたんたん狸の八畳敷きって下ネタを読んで意味が分からなくて検索したら、凄く納得したものがあったのでついコメントしたくなりました(●´ー`●)
なんだか色々語って欲しいと思ってしましましたw挟んだのが勘違いされたとたか
私もそれに一票入れたいです。狸が座るのみた事ありませんがw