2013-01-29 の拙ブログ[ヤドリギ(宿り木)の実の不思議]の続き。
今年1月にモミジの幹に着けておいたヤドリギの実が発根した。
なんだかいっしょうけんめい幹に根を下ろそうとしているように見える。
普通は植物の根には葉緑素はなく無色なのに緑色をしている。
この後、どのように発芽するのだろうか?誰か知っている人がいたら教えてください。
2013-01-29 の拙ブログ[ヤドリギ(宿り木)の実の不思議]の続き。
今年1月にモミジの幹に着けておいたヤドリギの実が発根した。
なんだかいっしょうけんめい幹に根を下ろそうとしているように見える。
普通は植物の根には葉緑素はなく無色なのに緑色をしている。
この後、どのように発芽するのだろうか?誰か知っている人がいたら教えてください。
古い梅の木の幹につく事が多いのでこの名がついた。
藻類と菌類の共生した地衣類で、2種の生物が混然として生命体を形成している。
藻類と菌類は融合しているわけではなく、独立に培養することもできるが、
菌類単独では形成しない特殊な構造や代謝パターンを示す。
環境指標生物とされているが、都会の真ん中でも結構見かける。
ハナニラ(pheion uniflorum)
明治時代に園芸植物として導入され野生化したと言われている。
純白の花は心地よい芳香を放つが、葉をちぎるとニラ特有の臭いがする。
多年草で繁殖力は強い。原産はアルゼンチン。
ヤマブキは一属一種。春の野原には草や木でも何故か黄色の花が多い。山吹色といえば大判、小判を連想させるが、ヤマブキの花そのものは地味なものだ。これは一重だが園芸種のヤエヤマブキもよく見かける。
しばらくは山吹にさす入日かな 渋沢渋亭。
京都椿寺の散椿
椿の花はボトリと落ちる。昔、武士は縁起が悪いとして、屋敷にツバキを植えなかったそうだ。しかしそのうち、ぱらぱら散るチリツバキという品種が開発され、武家もこれを植えるようになった。そういえば黒澤明監督、三船敏郎主演の映画「椿三十郎」で悪家老の屋敷の椿が重要な役をする。これもきっとチリツバキだったに違いない。京都では北区大将軍の地蔵院(通称椿寺)の五色散り椿が有名である。これは加藤清正が朝鮮から持ち帰ったという伝承の銘木だったが、現在はそれが枯れて2代目でそうだ。北野上七軒の西方寺にも千利休ゆかりの五色散り椿の大木がある。さらに上賀茂柊野の民家にも立派な散り椿があり、この3本が京都の「五色散り椿」三銘木であるということだ。
真如堂付近のしだれ桜(Cerasus spachiana f. spachiana)
京都では平安神宮のベニシダレ、円山公園や常照皇寺のシダレザクラが有名である。
このあたりの民家やお寺でも、四方に枝をいっぱい延ばした薄紅色のシダレザクラ
をあちこちで観賞できる。
花の御能(おのう)過ぎて夜を泣く浪速人 蕪村
モクセイ科の落葉低木。
日本には大和連翹(レンギョウ:Forsythia. suspensa)が西日本の一部に自生する。この写真は庭に植栽されたシナレンギョウ(F. viridissima)である。枝の立ち上がるシナレンギョウに対してレンギョウは下垂し、葉が卵形で花びらも卵状楕円形。中国原産のシナレンギョウは平安初期に渡来したとされる。いたちぐさとかいたちはぜと呼ばれていた。果実を煎じて服用すると腫れ物やニキビに効果があると言われる。
連翹のまぶしき春のうれひかな 久保田万太郎
春先、コロニーを形成する前のオオスズメバチの女王はロンリーウーマンで、自分で何もかもしなければならない。これはヤナギの樹液を舐めにきたオオスズメバチの女王。
ヤブツバキ(Camellia japonica)
木偏に春と書いて椿。まさに春の花木である。椿といえば京都、京都といえば椿というぐらい、ここは由来のある椿の銘木が多い。ヤブツバキは栽培種以外のツバキを言うが、花色、花形、葉形など多様性に富む。まだ寒い時期から咲くが、ヒヨドリ、メジロ、ニホンミツバチなどが送粉者となる。
赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐
ショウジョウバカマ(Heloniopsis orientalis)
猩々(しょうじょう)の名ではあるが花の色には紫や白や青などもある。
東北や日本海側の湿気た土地に多い。雪解け後、点々と咲くが
種子を飛ばすために花茎を延ばす。
葉先から小さな芽を出してクローン的に増える事もあるらしい。
東山付近には自生したものを見ない。
ユキヤナギ(Spiraea thunbergii)は、ヤナギといってもヤナギ科の植物ではなく、バラ科シモツケ属の落葉低木。春先に散形花序の小さい白い花を咲かせる。関東以西の岩場などに自生する。別名コゴメバナ(小米花)。中国名は「噴雪花」というらしい。この方が雰囲気が出ている。
白波の山に砕けし噴雪花 楽庵
上品なピンク色の花弁を重ねて庭で咲いている。生け垣にしている家もあるので、
都市部でも結構見かけるが、意外と名前を知らない人が多い。オトメツバキは、
他の種類の椿と違って、雄蕊も雌蕊も見当たらない。送粉者となる虫や鳥が来る
のも目撃したこともないし、実もならない。しかし、この木の直ぐそばには、
明らかにこれから繁殖したと思える若木が何本か生えている。
なんだか不思議な椿である (N6P4)。
花弁(はなびら)の肉やはらかに落椿 飯田蛇笏