イヌタデ(タデ科イヌタデ属の一年草)
アカマンマという別名があり、赤い花を赤飯にみたてたことが由来らしい。
シオン(Aster tataricus) キク科植物で、日本での栽培の歴史は古く平安時代の「今昔物語」に出て来るという。けっこう草丈は高い。花色は薄いピンクがかった品の良い紫。優雅な名前の一方で、鬼の醜草(オニノシコグサ)というなんとも無粋な別名がある。
リンボク (Prunus spinulosa)はバラ科サクラ族。サクラの仲間であるのに常緑で、秋に白い花穂をつける。別名ヒイラギガシ。神園英彦氏の著書「京都の花木百科(夏秋冬編)」(京都新聞社発行 1994)によると、リンボクは保津峡落合、洛北雲ヶ畑、宇治白川谷など山間部に分布しているようで、市内(京都市左京区浄土寺)での自生はたいへん珍しい。しかも手のとどく場所に樹冠があって様々な昆虫が訪花する様子を観察できる。
玄関脇で逆さ垂蛹となったチョウのサナギ。背中の金色に光る
突起が特色。図鑑でみるとツマグロヒョウモンの蛹とある。
刺激すると反応して良く動く。目立つ金色の突起はなんの
ためにあるのだろうか?
羽化直後のツマグロヒョウモン(オス)。
Gut purgeした赤い液と脱皮殻が見える。
昔、このチョウをの名を「妻黒」ヒョウモンと
思い込んでいた。