学名 (Polycanthagyna melanictera )。ビオトープの付近でヤブヤンマの羽化。まだ未熟で、複眼が茶褐色である。この個体は、翅の一枚がよれているので、正常に飛行できるか疑問である。この種の産卵は、午後から夕方にかけ周囲を木立に囲まれた小規模な水域で、雌が単独で行うとされる。水際から、少し離れた場所で、湿土や苔に産卵するらしい。(本ブログでは既出:http://blog.goo.ne.jp/ apisceran/e/722bfcdd2766cce0343c805138fa51ed)
ウメエダシャク(シャクガ科エダシャク亜科)。6~7月に年1回発生し、幼虫は、名前のとおりウメやモモなどのバラ科を食する。成虫は昼間活動し、ヒラヒラと辺りを飛び回る。ガ類(成虫)の検索は、「みんなで作る日本産蛾図鑑(http://www.jpmoth.org/)」が便利なサイトである。
居間の日除けにしている藤棚にヒヨドリが巣を造った。小枝の他にビニールのひもを利用している。
巣は窓ガラスから30cmも離れていないが、薄いカーテンがかけてあるので、そばで人が観察していても、気にならないようである。あるいは、気にしないように努力しているのかもしれない。昼間は時々、食事にでかけるようであるが、ほとんど抱卵している。これはカーテンの隙間から撮影したもの。
親鳥がいない間に、巣の中を撮影すると、卵2個が確認できた。
この巣から約20メートル程離れた電線に、いつも雄がいて、ピーピーとやかましい。怪しげな奴がきたぞという合図をメスに送り、さらに外敵の関心を自分の方に引きつける作戦のようである。ヒヨドリが人家の近くに巣を造るのは、ツバメと同様に、カラスなどの捕食者から身を守るためと言われている。
今後どうなるか静かに観察したい。