わが畑の縮緬紫蘇の赤き青き 山口青邨
キンランジソ。別名ニシキジソ(錦紫蘇)。学名:Coleus blumei。
コリウス属は熱帯から亜熱帯原産に分布するシソ科の植物で、インド
ネシアのジャワ島原産とされる。紫色の花が咲く。Coleus(コレウス) はその雄
しべの形が、Koleos(ギリシャ語で刀の鞘)に似ているため。
わが畑の縮緬紫蘇の赤き青き 山口青邨
キンランジソ。別名ニシキジソ(錦紫蘇)。学名:Coleus blumei。
コリウス属は熱帯から亜熱帯原産に分布するシソ科の植物で、インド
ネシアのジャワ島原産とされる。紫色の花が咲く。Coleus(コレウス) はその雄
しべの形が、Koleos(ギリシャ語で刀の鞘)に似ているため。
姫女苑しろじろ暮れて道とほき 伊東月草
ぴゅろぴゅろとインカの百合の咲きにけり 楽蜂
ユリズイセン(Alstroemeria psittacina Lehm.)別名アルストロメリア、ブルケラ、インカのユリ。原産地:
ブラジル北部。ユリズイセンは南アメリカ(インカ地方)が原産のアルストロメリア科の多年草植物。鑑賞用に世
界で栽培されており、日本へは大正時代末期に渡来した。本種は帰化・野生化しており、別名「インカのユリ」
と言われているが、英語名で「インカリリー」と呼ばれる。古代のインカ帝国の時代に咲いていたであろうから、
この名前が付けられたと思われます。
象潟(きさかた)や雨に西施がねぶの花 芭蕉
ネムノキ(合歓木)Albizia julibrissin マメ科ネムノキ亜科の落葉高木樹。
夏の盛り花火が開いたようにピンクのとても美しい花を咲かせる。
このピンク色の部分は雄しべである。雄性先熟で、雄しべが先に花粉を出してしおれてくると、
雌しべが姿を現す。夕方に開く花には蛾がおとずれる。葉は夕方から朝方まで閉じており、
これが名前の由来とされる。
何とのう千切っては嗅ぐミントの葉 楽蜂
アップルミント(Mentha suaveolens):シソ科・ハッカ属のハーブ園芸植物。
原産地 ヨーロッパ西部~南部、西アジア。結構野草化する。
紫陽花や昨日の誠今日の嘘 正岡子規
アジサイ(Hydrangea macrophylla)の続き。ガクアジサイのガクは額と萼の表記の両方があるが、
周りを額のように縁取るので額紫陽花が正しい。日本にはアジサイ属として11種が知られている。この
うち園芸植物として利用されたのはガクアジサイなど数種である。アジサイの花は小さく枝先に多数が
密生しており、一定の花序がみられる。花序の周辺につく花が、額縁のように大きく変形した典型的な
ものがガクアジサイで、これは装飾花とか周辺花とよばれる。花序のなかのほとんどが装飾花になった
もの(昨日の写真を参照)がアジサイである。
紫陽花の藍をつくして了(おわ)りけり 安住敦
アジサイ(Hydrangea macrophylla)は、アジサイ科アジサイ属の落葉低木の一種。
日本特産の園芸種で、伊豆や房総の海岸沿いに自生するガクアジサイ H. macrophylla f. normalis が原種とされる。
花の様子から四葩(よひら)、手毬花ともいう。また花の色の移ろいやすさから七変化という別名もある、花びらのよ
うに見えるには実は萼が変形したものである。西洋にこの花を紹介したのはシーボルトで、丸山遊女で日本で妻にして
いたおたきさんの名をとってオタクサと命名した。これがヨーロッパで品種改良されて西洋アジサイ(ハイドランジア)
として逆輸入されている。