楠木の花が咲いた。葉をもむと樟脳の香りがする。強力な防虫剤を
備えているのに、アオスジアゲハの幼虫は平気でこれを食べる。
京都岡崎付近の疎水のマガモの雄と雌。北半球に生息するカモで、
日本にはシベリアから飛来して冬期をすごすといわれる。そろそろ帰る
思案でもしているのだろうか?
イロハモミジ(Acer palmatum)。カエデ科カエデ属の落葉高木。雌雄同株。葉は5~9裂する。花期は春(4~5月)。風媒花。果実は翼果。
サンショ(ミカン科)学名Zanthoxylum piperitum
ミカン科サンショウ属の落葉低木。別名はハジカミ。若葉は食材として木の芽の名称がある。雄株と雌株があり、実が成るのは雌株のみである。属名のZanthoxylum は黄色の意味で材が黄色いことから。また、種名piperitum はコショウのようなという意で実が辛いことからきている。葉を竹の子の煮物などに、ちょこんと乗せて食する。都市のナミアゲハの食料ともなる。
ヒイラギナンテン。Mahonia japonica. 中国産でヒイラギのようにトゲトゲした葉が放射状につく。江戸時代に日本に持ち込まれたという。
学名 Lamprocapnos spectabilis。中国や朝鮮半島に分布する多年草。15世紀の初め頃、日本に入ってきたと言われている。花を鯛に見立てた「タイツリソウ(鯛釣草)」の別名がある。
モクレン。モクレン目モクレン科モクレン属の落葉低木。花が紫色であることから、シモクレン(紫木蓮)の別名もある。ハクモクレン(白木蓮)もよく庭に植えられている。中国南西部(雲南省、四川省)が原産地。
ショカツサイ(アブラナ科)。別名、オオアラセイトウ (大紫羅欄花)、ムラサキハナナ(紫花菜)、ハナダイコン(花大根)など。ショカツサイは、三国志の諸葛孔明が食料として広めたという伝説から。原産地は中国東部。日本では江戸時代に輸入されて栽培されたものが野生化したといわれる。タネツケバナを常食とするツマキチョウが、本種を食べるようになり、このチョウが都市部でも見られるようになった。
モモ(バラ科)。モモは中国北部が原産で、日本には古事記や日本書記に出て来るので古代に伝わったものと思える。一才桃といって種をまいた翌年に実のなるものがあるという。花言葉は恋の奴隷。